Vnもちづき (日曜日, 19 5月 2019 18:25)
「いよいよ新田先生、登場!」 元号が「令和」に変わって早や19日が経ちました。 一昨日の金曜練習には本番で指揮を振る新田ユリ先生による初指導がありました。 新田先生は国内主要オケと共演している他、北欧フィンランドのオケやブラスバンドを指揮しており、現在は日本シベリウス協会の会長を務めているとのこと。 シベリウス作品に精通されている指揮者の初指導とあって、個人的には期待(とちょっぴり不安)の金曜練習でした。 練習したのは交響曲第1番。 先生の指揮は個人的にはとてもわかりやすく、かつダイナミックな演奏をされるという印象を持ちました。 シベリウス作品はフレーズによっては楽譜を追っていくのが非常に難解なところが散見するのですが、先生の指揮のお蔭で何とか「迷子」にならずに通すことができました。 テンポ設定にも個人的には「無理な」箇所はなく、想定の範囲内といった感じであり、このまま地道に練習を続ければ本番にはそれなりの演奏ができるのでは、という道筋が見えた感じです。 ただもっともっと練習しなければ、と反省もした次第です。 来週も新田先生の指揮で、第1番よりも難度が高い(と個人的には思っている)第5番の練習です。 来週の練習も楽しみです。
Vnもちづき (月曜日, 11 3月 2019 19:43)
「シベリウス演奏の最難所とは?」 現在梨響は6月の定期演奏会に向けて練習をしています。 曲目はオール「シベリウス」プログラムで、交響曲第1番、第5番と交響詩「フィンランディア」です。 私にとって「初物」になるこの2曲の交響曲を1月から練習してきて、「最難所」と思われるところを2か所、特定しております。 この2曲を通じて、少なくとも弦楽器にとって最も難しいフレーズは第5番交響曲の1楽章の最後の速いフレーズです。 私はYouTubeを利用していろんなオケの演奏を参考にしており、たまにこれらのオケとの「合わせ練習」をします。 1月から練習してきて、なんとか大方の箇所はインテンポで弾けるようになったのですが、この箇所、5番交響曲のこの部分だけは「全く歯が立たない」のです。 具体的に言うと、そのあまりの速さに追いつけないのです。百歩譲って音程を無視したとしても、そもそも弓がその速さについていけない。 先日、本番指揮者である新田先生から第5番の速度の連絡がありました。 大方は「想定の範囲内」でしたが、上述のこの箇所、1楽章の最後の30小節余りのテンポが「想定外」に速いのに驚愕しました。 恐らく現在の梨響では先生指定の速さの2分の1でも演奏不可能でしょう。そのくらい速いのです。 ま、「想定外」といってもわたし的にはそれほど外れているわけではありません。ここが最難関ポイントと認識した上で、1月からこつこつと練習してきたので、恐らく本番には間に合うのでは?と思っております。(是非ともそうしなければ。) もう一つの難関箇所は1番交響曲の2楽章の中間部です。ここもYouTubeを見るとやたらに速い。それでいて細かい動きが多くしかも弱音ときています。最も弦楽器泣かせ?な箇所なのです。 1番交響曲の方は、まだ先生の速度指定はありませんが、ここもきっと速いことでしょう。おそらく他のメンバーもいろんな音源を聴いて、ここがポイントの一つであることを認識し、それなりの対策を取っていることかと思います。 半年先と思っていた定演も、もう後半分の期間を残すのみとなりました。 皆さんにシベリウス作品の素晴らしさを堪能してもらえるよう、更に練習に励みたいと思います。
Vnもちづき (月曜日, 11 2月 2019 18:12)
「今年の定演はシベリウスのダブルシンフォニー!」 平成31年最初の投稿です。 現在梨響は6月23日の定期演奏会に向けての練習を行っております。 今年の定演はシベリウスの交響曲第1番と第5番のダブルシンフォニー、そして交響詩「フィンランディア」を演奏します。 シベリウスの作品で有名どころと言えば、「フィンランディア」でしょうか。バイオリン協奏曲も最近はかなりメジャーになってきましたね。 梨響でも「フィンランディア」は結構頻繁に、そしてバイオリン協奏曲も昔、定演で演奏したことがあります。(ソロバイオリンを弾いたのは東フィルのコンマスである三浦章宏氏でした。北欧の厳しい冬を連想させる第1楽章冒頭のあの素晴らしいバイオリンソロ、今でも忘れられません。現在はご子息もバイオリニストでご活躍ですよね。たしかNHK大河ドラマ「真田丸」でテーマを弾いてたかと・・) ・・・閑話休題。交響曲では第2番が有名でしょうか?私は恥ずかしながらシベリウスの作品はあまり知らず、交響曲でも2番を知っているのみでした。(梨響で以前演奏したことがあるし・・・) 今回演奏する1番と5番。はっきり言って全く知りませんでした。通常知らない曲でも一部のフレーズは聴いたことがあることが多いのですが、ことこの2曲に限って言えば、全曲通して聴いても知っているフレーズが一つもありませんでした。(シベリウスファンのお叱りを受けそうです。) しかし!この2曲、練習していくうちに、非常に魅力的な曲であることがわかり、今ではすっかりこの2曲のファンになってしまいました。(仕事の最中でも口ずさんでいることが結構あります。) 私は大学オケから演奏を始めてから30数年が経ち、「普通の」アマオケプレーヤーが演奏する曲は大体演奏しているので、こういった「未体験の作品」を演奏するのは非常にテンションが上がります。まして今回のように非常に魅力的な作品であれば余計に「テンションだだ上がり」状態となります。(そう、以前演奏したラフマニノフの交響曲第2番のように。」 現在梨響は「まだ見ぬ強豪2作品」を相手に苦戦しているところです。 今後梨響がこれらシベリウス作品をどう演奏するのか!?ご期待ください。
Vnもちづき (月曜日, 10 12月 2018 17:53)
「第九演奏会、終了しました。」 昨日(12月9日)、山梨県民第九演奏会が終了しました。 今年は1階席がほぼ埋まるなど多くの皆さんに見に来ていただきました。(先日の梨響シニアオケのところでも書きましたが、やはり多くの観客の皆さんの前で演奏するのは気持ちの良いものです。) 昨日は午前にリハーサル、午後が本番だったのですが、午前のリハーサル終了後、合唱の方から「第2バイオリンがあんなに活躍するなんて知りませんでした。特に3楽章が素晴らしいですね。」と、私のパートに対してお褒めの言葉をいただきました。 同じバイオリンでも第1バイオリンは、毎年来ていただいているゲストコンサートマスターの山口先生の演奏・存在感共に圧倒的であり、第2バイオリンはどうしても影が薄くなってしまうので、その方からのお言葉は本当にうれしく思いました。 上手・下手はともかく、その「存在感」を示せた、ということだけでも、今まで練習してきた甲斐があったというものです。 実際に見に来ていただいた皆さんは、昨日の演奏はどう感じたでしょうか?(昔は第九演奏会(昔は『県民音楽祭』って言ってたんだけど)の演奏が2週間後くらいにラジオ放送されてたのが懐かしく思い出されます。) さあ、第九演奏会が終了し、今年の演奏会は全て終了しました。 次回の練習から、いよいよ来年の定演の練習に入ります。 曲はシベリウスの交響曲の第1番と第5番の「ダブルシンフォニー」となります。 シベ1と5。一体どんな曲なのでしょう?(私はシベリウスに関しては交響詩「フィンランディア」とバイオリン協奏曲、それに交響曲第2番くらいしか知らないもので・・・) 是非来年の定演をご期待ください。
Vnもちづき (月曜日, 26 11月 2018 20:20)
「二つの意味で「最後」の第九演奏会」 24日(土)夜にコラニー文化ホール大ホールにおいて、県民第九演奏会(本番:12月9日)の発会式が開催されました。 発会式を迎えると、第九演奏会は「もうすぐ」という感覚になります。(なんせ本番まであと2週間なのですから。) ところで今年の第九演奏会、例年とは違って二つの意味で「最後の第九演奏会」となります。 一つは、「平成最後の第九演奏会」です。 来年4月をもって平成の時代が終わるわけで、そうすると来年12月の演奏会は新元号での「最初の演奏会」となるわけです。 もう一つは「『コラニー』文化ホールでの最後の第九演奏会」です。 県民文化ホールの命名権(ネーミングライツ)は現在、ジュエリーメーカーのコラニーという会社が権利を持っており、この契約は来年3月末で切れるのですが、契約の更新をしないことをコラニーは既に表明しています。 現在県において新たな企業の募集をしており、確か2社ほど応募しているとか。 このままでいくと県民文化ホールは来年4月からは新しい名称となるわけで、来年末の第九演奏会は「新たな名称による」県民文化ホールで開催することになります。 というわけで、今年と来年の第九演奏会は記念の演奏会となるわけです。 特に今年は「二つの最後」が頭に冠するわけで、感慨もひとしおです。 「最後の第九演奏会」に相応しい、素晴らしい演奏会になるよう、練習に励みたいと思います。
Vnもちづき (月曜日, 12 11月 2018 10:12)
「石和東小公演が終了しました」 11月10日(土)の午前中に石和東小学校において山梨芸術劇場が開催されました。 今回は例年よりもショートバージョンでしたが、その分は「密度マシマシ」!?で演奏しました。 演奏曲目はチャイコフスキー「眠れる森の美女」、バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」、ブラームス「ハンガリアン舞曲第5番」、ドボルザーク「新世界より」第4楽章、そして石和東小学校校歌です。 これはどの学校もそうですが、我々が演奏会場に次々と入ってくるオーケストラの入場シーンでは、生徒の皆さんはびっくりしたり楽しげな表情だったりで、目はきらきら輝いていました。 思うにこれだけ多くの演奏者がいろいろな楽器を携えて一堂に会すること自体、子どもたちにとっては「エンターテイメント」だったのではないでしょうか? その後の演奏でも皆さん、非常に集中して聴いていたように思います。 聴いている子どもたちが「上げ上げムードになる」よう私が狙っていた「ルーマニア民俗舞曲」の後半の激しい曲ですが、今までの静かな曲から一転しての、パッション全開の曲調に変わったからでしょうか?最初は目を丸くして、そして次第に体全体でリズムを取りながら聞き入ってくれていた生徒さんが多かったのが印象的でした。(ミッション・コンプリートしたかな?) 最後の校歌でもオケの伴奏で大きな声で歌ってくれました。いやあ、元気な歌声の伴奏ほど気持ちのよいものはありません。ストレス解消にはもってこいです。 というわけであっという間の演奏会でしたが、非常に充実していたかと。生徒のみなさんに、これをきっかけに少しでも音楽に興味を持ってもらえればうれしいですね。 さあ、石和東小公演が終了し、今年最後の演奏会はいよいよ「第九演奏会」のみとなりました。 今回の第九は「平成最後の」第九となります。 平成のフィナーレを飾るに相応しい第九演奏をしたいかと。練習頑張ります。
石井真美 (土曜日, 10 11月 2018 17:31)
初めまして。 今日は石和東小学校に来て下さりありがとうございました。 私は芸術鑑賞会には参加出来ずにいたのですが、 今日は小4の息子が指揮者の体験させて頂いたとの事で、とても沢山の方からお誉めを頂き、私もびっくりでした。 全然息子も何も言ってなかったので。 でも学校から帰ってきて、楽しかったけど緊張したと言ってました。 でも誉めて頂いてとても本人も嬉しそうでした。私も息子の姿見たかったです。 本当に貴重な体験させて頂きありがとうございました。
Vnもちづき (月曜日, 05 11月 2018 18:43)
「今度の土曜日は石和東小公演」 いよいよ1週間後の11月10日(土)に、石和東小学校において演奏会が開催されます。 練習を始めた頃はまだまだ猛暑(残暑かな?)厳しい時期だったので、最近の朝晩の冷え込みを考えると「隔世の感」ありですね。練習を始めた8月下旬から2ヶ月余り。ほんと時間の経つのは早いものです。 今回の演奏する曲で特筆すべき曲はというと、バルトーク作曲の「ルーマニア民俗舞曲」でしょう。 ハンガリー出身の作曲家バルトークは民俗音楽の研究にも携わっていたとか。それを基に6曲のピアノの小品を作曲したのがこの曲であり、のちに管弦楽曲に編曲された作品を、今回梨響が演奏します。 恐らく梨響でも初演奏になるかと。(私自身は以前どこかのオーケストラ!?で演奏した記憶があります。) バルトークの作品は音色が独特なんですが、ことこの曲に関して言えば「舞曲」と言うこともあって、エネルギッシュなリズムが印象的です。 特に終わりの2曲(ていうか、メドレーなので1曲と数えるべきか?)は躍動感溢れたテンポとリズムに、思わずノリノリになってくること請け合いです。 ・・・っていう音楽に我々が演奏できるかどうかがポイントでしょう。まずはこの曲が「舞曲」であることを十分に認識して演奏することが必要です。 私の個人的な目標は「聴いている小学生たちをノリノリで踊らせること!です。 来週の演奏会、いろんな意味で楽しみです。
Vn もちづき (火曜日, 09 10月 2018 20:46)
「梨響シニアオーケストラ定期演奏会 開催!」 先週の日曜日(10月7日)にコラニー文化ホール小ホールにおいて、梨響シニアオーケストラの定期演奏会が開催され、私をはじめ梨響団員多数がエキストラとして演奏に参加しました。 当日は3連休の中日であり、かつ天気もよかったため、観光地へ出かける方々も多いだろうし、今年ばかりは人では少ないかな・・・?と覚悟していたのですが、ふたを開けてみれば例年通りの大盛況。この傾向はシニアオケが定演会場をコラニー文化ホールに変更してから続いていますが、今年も本当に多くの方々に来ていただきました。 この盛況ぶりの要因として、やはり団員の充実ぶりが少なからず影響しているのでは?と私は分析します。練習にしても本番の大入りの観客の中での演奏にしても、いずれにしても人が多いというのは本当にモチベーションが上がるものです。本当に気持ちよく演奏できました。 例年、梨響シニアオケの定演は必ずサプライズが用意されているのですが、今年はオケ歴数十年の経験を持ち、ちょっとやそっとの演出ではもはや驚かない私でさえも、今回は絶句してしまいました。 今年のサプライズは初っ端の曲を、シニアオケの団員(おまけに指揮は未経験)が指揮を振ったのです。 私をはじめ、多くのエキストラは、「きっとこの団員が長年の夢である「指揮振り」を、シニアオケの正指揮者である七沢氏に直訴!?して実現した企画だろう」と思っておりました。 ところが・・・実は当日、午前中にリハを終え、お昼に楽屋でお弁当を食べている時に、たまたまその団員さんと隣同志となったため、「今日は念願の指揮ができてよかったですね」と話を振ると・・・ご本人は「とんでもないっ!」と顔を真っ赤にして?否定したのです。 真相はなんと・・・本番の3週間前くらいになって、いきなり七沢氏から最初の曲の指揮をするように、と言われたとのこと。 いやあ、私はこの話を聞いて思わずのけ反っちゃいましたよ、マジで。だって、本人が希望をしているわけでもないのにいきなり「指揮をするように」言われ、しかもそれが本番の3週間前だなんて・・・私だったら即刻、丁重にお断りしますね、きっと。 ・・・ところが、この団員さん、先生の指示をしっかりと受け止め、その日からユーチューブでその曲の演奏をみて指揮を研究したり、また図書館で指揮法の本を借りてきて勉強したりしたとのこと。 更にその方、私に対して「本番で演奏が止まったらすみません。」と謝るではないですか!? いやあ、この言葉を聞いた以上、「絶対にこの曲の演奏を止めるわけにはいかない」と固く決意しましたね。万が一にも演奏が止まったとすれば、それはこの方の責任ではなく、ちゃんとサポートできなかった我々プレーヤーの責任なのだから。 そして・・・本番の演奏は、今までの演奏の中でも一番素晴らしい演奏だったのは言うまでもありません。 どうやら「演奏を止めてはいけない」と思っていたのは私だけではなかったようです。 オケみんなが、指揮をしっかりやろうと努力しているこの団員のために、素晴らしい演奏をしようと頑張ったわけで。 これぞまさに「All for One.One for All.」の精神かと。 してみると、七沢氏の真意はそこにあったか・・と。さすが七沢先生、策士です。 その他の演奏にしても観客の皆さんの反応が面白いようによかったことから、きっと満足のいく演奏だったのかと。(最後の曲の終了直後の「ブラボー!!」は感動しました。) 団員数も多くなり、ドビュッシーやチャイコの「スラブ行進曲」のような、梨響でも演奏困難な曲に果敢に挑戦する梨響シニアオケ。来年の定演も非常に楽しみです。
Vnもちづき (日曜日, 30 9月 2018 18:53)
「梨響シニアオーケストラの定期演奏会が10月7日開催!」 大型の台風24号が日本列島を縦断するか?という今日(9月30日)、梨響シニアオーケストラの練習が韮崎でありました。 台風の影響で今日行われるはずだったイベント等が軒並み中止や延期の措置が取られる、という情報が昨日の時点で流れていたため、「もしかすると明日(30日)の練習は中止になるかも?」と覚悟していましたが、昨夜シニアオケの方から連絡があり、練習開始時間を1時間繰り上げて実施することに。 確かに本番(10月7日)の1週間前であり、この時点での練習中止はかなり痛いことは当然ですが、それでも、台風が刻々と近づいてくる日曜の午後に敢えて練習を敢行するとは・・・梨響シニアオケの心意気やよし、というところでしょうか。 というわけで通常よりも1時間早く、お昼の12時から練習が始まったわけですが、練習会場に行く途中も、そして練習が終了して帰宅するまで、雨風ともそれほどでもありませんでした。梨響シニアオケの強運に驚くばかりです。 さて、今回演奏する曲は例年同様に、映画音楽やミュージカル等のポピュラー系のものから、ワルツ、「威風堂々」や「新世界」などクラシック音楽まで多彩な曲構成となっており、1曲1曲が長くないため(「新生会」は1楽章のみ演奏)、観客のみなさんも飽きることなく演奏を楽しめるかと。 今回の演奏曲中で注目したいのが、ドビュッシーの小組曲です。(梨響シニアでドビュッシーを演奏するとは・・・いやはや、長生きするものです。) この曲、元々はピアノ連弾用の作品だったのを、管弦楽用に編曲されたとのこと。 4曲で構成されているのですが、今回は諸事情?により、2曲を演奏します。 私自身ドビュッシーはそう詳しくはないのですが、「海」や「牧神の午後」等、ある程度の作品は一応押さえている、思っていたのですが、いい意味で裏切られました。こんな魅力的な曲があるとは・・・いやはやうれしい驚きです。 4曲とも短めの曲なのですが、1曲1曲が非常に印象的で「ドビュッシーらしさ」が存分ににじみ出ている、にもかかわらず、他のドビュッシー作品のような難しさはなく、演奏上も、そして聴く分にも非常にわかりやすいかと。 特に3楽章のメヌエットが秀逸で、バイオリンの物憂げなメロディが心を揺さぶります。 ところが・・・この3楽章、そして終楽章は「諸事情」により、演奏しないことに(涙) (是非いずれ後半の楽章も演奏することを切に願います。) この曲を知り、そして演奏できることは、今回の梨響シニア演奏会参加における最大の収穫と言えるかと。そのくらい、この小組曲に出会えて非常にうれしく思っています。 この曲をはじめ、いずれの曲も非常に魅力的なものばかりであり、演奏する側が楽しいのだから、客席の皆さんも絶対楽しめること請け合いです。 ・・・って、確信をもって言えるくらいの演奏ができるよう、本番までの最後の1週間、練習に励みたいかと。 梨響シニアオケの定期演奏会は10月7日(日)13時30分開場、14時開演で、甲府市寿町のコラニー文化ホール小ホールにて行われます。 入場無料です。チラシに入場整理券が付いていますが、整理券がなくても入場OKとのことです。ご都合のつく方は是非!
Vnもちづき (日曜日, 09 9月 2018 10:34)
「森山良子さんとのコラボ演奏会、終わりました。」 8月26日(日)に北杜市高根町の八ヶ岳やまびこホールにおいて、演奏会「八ヶ岳 森のコンサート 森山良子with山梨交響楽団」が開催されました。 当日は満席状態で、さすが「森山良子さん効果」は絶大だと感じ入りました。 本番の演奏は森山さんの歌唱力に圧倒されっぱなしでした。最近はバラエティ番組に出演することが森山さんですが(先日フジテレビの「ダウンタウンナウ」に出てたけど、おもしろかったです。)、改めて森山さんは歌手であることを再認識しました。 彼女の代表作である「涙そうそう」やアップテンポの「My Favorite Things」、イタリア歌曲の「オー・ソレ・ミーヨ」など、曲も多彩でお客さんを飽きさせることはなかったかと。(当たり前だが、さすがプロです。感服しました。) 我々の演奏がどこまで森山さんをサポートできたのかはなはだ心もとないのですが(ていうか、どれだけ足を引っ張らずにすんだのか)、我々自身も演奏会を存分に楽しめたかと思います。 これで、近年では久しぶりの「夏の演奏会」が終わり、次は秋の「山梨芸術劇場」へと移ります。 今年は11月10日の石和東小学校での演奏です。 充実した楽しい演奏になるように練習に励みます。
Vnもちづき (土曜日, 25 8月 2018 20:11)
いよいよ明日(8月26日(日))、高根町の「八ヶ岳やまびこホール」において「第2回 八ケ岳 森のコンサート 森山良子with 山梨交響楽団」が開催されます。 本番前日の今日は会場にてリハーサルを行いました。途中に「公開リハーサル」も実施したのですが、予想以上?に多くの方々が見に来てくれました。 やはり実際に歌が入るといいですね。非常に楽しく気持ちがよい。この楽しさを味わうために日々の地道な努力が必要であることを再確認した次第です。 明日は素晴らしい演奏会になるでしょう。 興味がある方は是非。(ネットで「八ヶ岳 森のコンサート」で検索すればヒットします。) PS ちなみに。バイオリン(というか弦楽器)の中に入っている「棒」は「魂柱(こんちゅう)」と言って、楽器の表板と裏板を繋げる働きしています。これにより表板で発生した音を裏板に振動させ、その結果楽器全体を鳴らせるという重要な役目を持っているのです。 この魂柱なかりせば楽器を鳴らせることは不可能であり、まさに楽器にとって「魂の柱」と言えるでしょう。 というわけで弦楽器の「こんちゅう」は「魂柱」であり、「根柱」ではありません。 え?意味がわからないって?いや、それは当然です。今日現場にいた梨響メンバーでも分からなかった人が少なくないのだから。 軽く聞き流してもらえればと。
Vnもちづき (月曜日, 23 7月 2018 19:32)
現在梨響は、8月26日(日)に高根町の「八ヶ岳やまびこホール」で開催される演奏会「第2回 八ヶ岳 森のコンサート 森山良子with山梨交響楽団」に向けて練習をしています。(ネットでは「第2回 八ヶ岳 森のコンサート」で検索するとヒットします。) これは、「涙そうそう」や「この広い野原いっぱい」で有名なアーティストである森山良子さんと梨響とのコラボコンサートです。(「さくら」の大ヒットで今や国民的なアーティストでもある森山直太朗さんのお母さん、でもありますね。) 実は森山良子さんとのコラボコンサートは今回が初めてではなく、かなり昔にやったことがあります・・・・って、ざっくりではアレなんで調べてみると・・・平成16年の7月に河口湖ステラシアターで共演してますね。(なんと14年も前じゃあないですか!この年に生まれた子どもがもう中学2年生ですもんね。こりゃあ私も年取るわけだ。) このときは森山さんの他に加山雄三さんイルカさんとも共演しております。(すごいゴージャスなコンサートだったかと。いやはや懐かしいです。) 今回も森山さんの歌の伴奏(上述の「涙そうそう」や「この広い野原いっぱい」も)をする他、梨響単体でクラシック音楽作品の演奏も行います。 また前日の8月25日(土)には公開リハーサルとして、リハーサル風景を公開します。 詳しい内容は上述のネット検索で情報を得ることができますのでご覧になってください。 そしてご都合がつく方は是非見に来ていただければと思います。
Vnもちづき (火曜日, 17 7月 2018 19:35)
「高文連オケ 記念演奏会、終了しました」 昨日(16日:海の日)は清里の「清里の森 森の音楽堂」において、「高文連オーケストラ記念演奏会」が開催され、私もエキストラとして参加してきました。 練習は14日(土)から16日までの三日間行われましたが、日本全国が熱波に苦しんでいる最中、清里の涼しい環境で音楽を堪能することができ、非常に充実した3日間を過ごすことができました。 高文連オケのOBメンバーが久しぶりに集まったわけですから、当時エキストラとして参加していた私としても懐かしい面々と会えて感無量でした。 当時高校生だったメンバーも既に社会人だったり結婚して子供がいたりで、気持ちではまだまだ学生気分の私でも、さすがに「本当の年齢」を実感させられた次第です。 「森の音楽堂」で、元梨響団長でもあった依田先生と七沢先生の指揮で演奏していると、高文連オケの演奏会に出てた頃の思い出が蘇ってきました。 演奏会の締めくくりとして演奏した「ディズニー・マジック」は高文連オケのサマーコンサートでは必ず演奏してきた曲で、高文連オケを象徴する曲でもあります。 この曲を演奏している最中、思わず感極まってこみ上げてくるものがあったのは、決して私だけではないはず。 この後アンコール曲も演奏し、演奏会も終了・・・となるはずでしたが、お客さんの拍手が鳴りやまず(こちらも若干期待していましたが)、最後に演奏したのが「ディズニー・マジック」だったのも、うなずけました。 このようにして、感動のうちに演奏会は終了しました。 私としては何年かおきにでも演奏会を開催してもらいたいと願っているのですが、今回の事務局さんの大変さをまざまざと見せつけられると、そう簡単には言い出せませんね。(定期演奏会のように定期的に開催している演奏会ならともかく、今回のような1回こっきりのプロジェクトコンサートの場合、それこそゼロの状態から開催まで持っていかなければならないわけで、それはもう相当なマネジメント力が必要なのです。) でも。また数年後に演奏会が開催されることを密かに願っております。 また、私は15日の夜に両指揮者先生方と宿泊したのですが、そこは元梨響のバイオリンメンバーが経営しているペンションでして、実に7~8年ぶりの再会となりました。 ご夫妻ともお元気そうで(奥さんの作る食事のおいしさも当時のままでした)、15日の練習終了後の懇親会も非常に盛り上がりました。 今回の演奏会のお蔭で元メンバーとの旧交を温めることができて本当によかったかと。 以上、充実した3日間を過ごすことができました。関係者の皆さん、本当にご苦労様でした! PS 先週も書いたとおり、今日(17日)は私の週休日。テントを持って、森の音楽堂の芝生広場に行ってきました。(4日連続だあ!) 昨日までの賑やかさから一転、一組の家族連れが芝生を散策した以外は誰もいず、私の「独占状態」でした。 爽やかな風が吹く中、アイスコーヒーを飲みながら一息つくのは至福のひとときでした。 ・・・でも、昨日までの賑やかさを体感した身としては、今日はさすがに寂しさがこみ上げてきたのでした。
Vnもちづき (月曜日, 09 7月 2018 19:51)
「7月16日(月・祝)は高文連オケOB演奏会!」 目下梨響は8月26日の森山良子さんとのコラボコンサートに向けて鋭意練習中なのですが、夏から秋にかけて、他の団体が主催する演奏会やイベントが開催され、そういったコンサートに参加する梨響メンバーも多いはず。 かく言う私も7月16日(月・祝日)に清里の「清里の森」の「森の音楽堂」で開催される高文連オーケストラのOBメンバーによる記念演奏会に出演します。 高文連オケは県内の高校生(小中学生も)で編成するオケで、毎年夏にはこの「森の音楽堂」で演奏会を開催しておりました。(私も毎年エキストラで参加してました。) 残念ながら当オケは既になくなってしまったのですが、OBメンバーやエキストラが集まって特別演奏会を開催するのです。 演奏曲は「サウンドオブミュージック」や「ディズニーマジック」といったポピュラー曲から「アルルの女」や「凱旋行進曲」、「セビリアの理髪師」や「田園」といったクラシック曲まで硬軟取り混ぜていて、まさに往年の高文連オケの演奏レパートリーそのまま、といった感じです。 これらの曲の楽譜をもらってから本番まで2週間しかなく、2週間で「田園」や「セビリア」を仕上げなければならず、まさに「ミッション・インポシブル」状態! 加えて全体練習は14日・15日・16日(本番)の3日間しかなく、これはかつて山梨でも開催したJAOフェスと同様の形態です。 ま、こういった演奏会は「時間がない!」と焦ってやっては非常にもったいないので、この厳しい条件をも楽しんで練習中しております。(でもやばいことには変わりないが。) ところで。私は月曜日がお休みなのですが、ここんところ特に用事がなければ、毎週今回の演奏会場である「清里の森」に行き、「森の音楽堂」の前に広がる芝生にポップアップテントを広げてコーヒー飲みながら読書をする、というのが習慣化しております。 ポップアップテントは広げて数秒でテントが仕上がるので非常にお手軽で便利です。(まさに「ゆるキャン△」状態) 実は今日も行ってきました。甲府も猛暑状態だったようですが、清里も車内温度計では32度くらいでさすがに暑かったです。が、外の木陰にいると十分涼しく、もう一枚上着をもってくればよかったと後悔するくらいなのです。これがやみつきになってここ数カ月は毎週のように「清里の森」に行っております。(月曜日の午後辺りに「清里の森」の芝生広場にテントがあって、その中で寝そべって本を読んでいる人がいれば、それは私です。) なので、来週演奏会で「清里の森」に行く、と言っても全然「お久しぶり感」はありません。 当然ながら平日の月曜は森の音楽堂付近はほとんど人がいず、私が芝生広場を独占しており、静寂の中で読書を満喫しているのですが、14~16日は「森の音楽堂」は賑やかになることでしょう。非常に楽しみです。 演奏会は無料(多分)なので、ご都合が付く方は是非お越しください。
Vnもちづき (月曜日, 02 7月 2018 19:04)
定演が終わって1週間が経ちました。ちなみに先週の金曜日は練習はお休みでした。 実は、今だから言えるのですが、私、現在、右肩が「五十肩」でして、日常生活において非常に難儀しているのです。 元々肩の痛みは数年前から、しかも両肩あったのですが、左肩の痛みは去年なくなり、あとは右肩のみ快方を期待していたのですが・・・ 今年の2月くらいから痛みが激しくなり、夜は就寝後数時間もするとあまりの激痛に目覚めてしまい、3時くらいから明け方までまともに寝られない日が、もう数ヶ月続いております。 それでも日中は日常生活に支障をきたすほどでもなく、もちろんバイオリンの演奏なんかも「多少の違和感」くらいでやってこれたのでした。1ヶ月くらい前までは。 ところが5月くらいから日中でも肩の痛みが激しくなり、現在では職場でパソコンを打つのにも、車に乗るのにドアを開けるのにも、さらには朝食で箸を持つにも!肩に痛みが走るくらいになってしまいました。 箸を持つのも大変だってことは、もちろんバイオリンの弓を持つのに大丈夫なはずはありません。 今更ですが、この1ヶ月は練習をするに、本当に苦労しました。ましてやブルックナーは「きざみ」が多く、まさにこの「きざみ」こそが肩の痛みを更に助長するのです。(肩痛持ちにとって、拷問のような曲なのです、ブルックナーは。)本番のブルックナーの通しの80分は今思い出してもぞっとするくらいでした。(なんとか弓落とさすに弾き切りましたが。) ・・・というわけで定演が終わった今、わずかながら肩にとって、つかの間の休息を取っているわけです。 しかしながら、定演が終わってから落ち着いて考えると、実は、高文連オーケストラの記念演奏会が7月16日と、本番まで2週間しかないことに気づきました。(定演のパンフレットの中にチラシが入ってましたね。) 私の30年を超すバイオリン経験からしても、まだ全く練習していない状態で2週間後に本番を迎えるという事態は、余り記憶にございません。 今後楽譜が届き次第練習を始めるわけですが、定演と同じくらい、いや、本番までの残り時間を考えると、それ以上にハードに練習をこなさなければ、本番にまともな演奏ができるレベルには到底仕上がらないこと必定。 お医者さんからは「肩の痛みを誘発する行為は極力避ける」ように言われているのですが、少なくともこの演奏会の本番を迎える7月中旬までは、だましだまし肩を酷使することになりそうです。(でも久々の高文連だから楽しみなんだけど。「ディズニーメドレー」も演奏するのかな?)
Vnもちづき (月曜日, 25 6月 2018 19:01)
「定期演奏会、終了しました!」 昨日コラニー文化ホールにおいて山梨交響楽団第45回定期演奏会が開催されました。 今回は指揮者に中田延亮先生を、そしてゲストコンサートマスターに永峰高志先生を迎え、また多くのエキストラの方々に支えていただき、マーラーの歌曲集「さすらう若人の歌」とブルックナーの交響曲第5番を演奏しました。 久しぶりに山梨日日新聞に梨響定演の記事が載ってました。(昔は必ず毎年載ってたし、本番の1週間ぐらい後には音楽評論家による梨響定演の感想まで載ったこともありました。いずれも今は昔の話であります。) 今回の演奏会で一番印象に残ったのは、ゲストコンマスである永峰先生の、本番での「凄みのある演奏」です。 特にブルックナーの作品で多用される大音量の刻みの箇所など、オーラ、いや、むしろ「狂気」さえ感じられる程の演奏でした。 先生の演奏の素晴らしさは今更言うまでもなく、また今回の両作品で魅せた甘く美しいソロ演奏も、「至高の音楽」と思わずため息が出るほど。 しかし、このffの刻みの凄みは、これはただただ言葉を失うばかり。今、まさにキャッチーな言葉、「永峰先生、半端ないって・・」と図らずも思ってしまいました。 我々アマチュア演奏者が技術でプロ奏者に追いつくなど笑止。だからこそ気持ちだけは負けないようにとこちらもハイテンションで本番に臨むのですが、あのように凄絶極まる刻みをやられては、こちらの立つ瀬がない、というものです。 このことで改めて勉強になったのは、やはり入場料金を払って見に来てくれる皆さんのことを思うと、そこに甘えが許されないのはプロもアマも同じ、ということです。 永峰先生のような技術を持つ方が、あれだけのテンションで演奏をするんだから、技術のない我々は、少なくとも志だけは常に高く持つ必要があると、改めて感じた次第です。 具体的には、「この箇所は絶対に音を外さない」とか「ここのハーモニーは必ずあのパートと合わせる」等々。 ただ何となく「本番が来たから演奏する」のではなく、各自、目的意識を持って演奏会に臨み、終了後、その結果について真摯に反省し、次の演奏会に繋げることが、結果として我々の演奏のクオリティを引き上げることに繫がるのでは、と思うのです。 今回、私的には、弦分奏の際に永峰先生に「絶対死守」を厳命された、ブルックナー第4楽章の2か所の「音程絶対防衛エリア」について、「ここだけは、絶対にここだけは音を外すまい」と自分を鼓舞しながら出来る限り毎日この箇所を練習しました。(仕事が遅くなって数十分しか練習できないときは、迷わずこの2か所を練習しました。) 結果は・・・完璧・・とまではいかず、両フレーズとも1~2か所は音を外してしまいました。 しかしながら。このように目的意識を持たず、ただ漫然と練習しただけだったら・・・もっとたくさん音を外していたでしょう。それだけの難所だったですし。 今後とも「目的意識を持って演奏会に臨む」を実践していきたいと思っております。
Vnもちづき (月曜日, 18 6月 2018 17:49)
いよいよ定演本番(6月24日)の1週間前となりました。 ここ数年この時期に思うことなのですが、「本番まであと1週間」ということは、「あと1週間しかブルックナー交響曲第5番の練習ができない」ということになります。 ブルックナーの交響曲の中でもこれといった「セールスポイント」のないこの5番は非常に地味であり、プロオケの演奏回数にしてもブルックナー交響曲の中で少ない方だとか。 恐らく私の今後の梨響在籍期間中にこの曲を再度演奏する可能性は、恐らく極めてゼロに近いかと。 と考えてみると、これから本番までの1週間は私にとって(いや、梨響メンバーにとって)、「ブルックナー交響曲第5番とのお別れの1週間」に他なりません。 確かに超絶技巧が随所に現れ、非常に演奏が大変な割にはあまり目立つことが少ないという、「コスパの低い」曲なのですが(ひどい物言い)、この半年間苦労して練習してきた時間が今となっては非常に尊いものに思えてくるのですよ。「出来の悪い子ほどかわいい」とは昔の人はよく言ったものですね。(更にひどい物言い) そしてマーラーの「さすらう若人の歌」。 この曲を練習し、曲を知ってから、マーラーの交響曲の中で苦手な曲の一つだった「大地の歌」を聴いてみたのですが、初めてといっていいくらい拒否感なく聴くことができました。(いままで「大地の歌」を最後まで聴き通せたことがなかったのです。) それほどマーラーの歌曲集を含め「歌付き」作品は苦手だったのですが、この「さすらう若人の歌」を繰り返し聴き、練習する中で、その良さが体に染み込んできたのでした。 (ありがとう、ディースカウ、そしてフルトヴェングラー!) 今回の梨響定演で演奏するバリトンの河野氏の素晴らしい歌を、私も演奏の最中に存分に堪能したいと思っております。 こんどの日曜日の午後、是非定期演奏会にお越しください。
Vnもちづき (月曜日, 11 6月 2018 19:33)
「定演本番まであと2週間!」 先週の金曜練習日6月8日は、我々の練習場であるコラニー文化ホールにおいて、今やメジャーアーティストとなった西野カナのコンサートがあったのでした。 一か月前にも、あの「ゴールデンボンバー」のコンサートが金曜日にあって駐車場確保に大変だったのですが、わずか1ヶ月足らずで国内有数のビッグアーティストのコンサートが金曜日に立て続けに開催されるとは・・・このような事態は、梨響が練習場を竜王からコラニー文化ホールに移して以来、記憶がありません。 当然この日も、ホールや近隣の民間駐車場は早々に満車になることを想定し、1時間早く仕事を退け、早めにコインパーキングを探した結果、「ゴールデンボンバー」の時と同じコインパーキングに駐車することができました。 さて、練習ですが、この日は本番指揮者である中田先生による指導でした。 この日は自分が入る箇所をミスるエラーが続いたため、先生からこんなアドバイスが。 「日頃の個人練習では、時間の関係で初めから終わりまで練習せずに、主だったところだけ練習しているはず。こういう練習ばかりだと日頃練習していない箇所において、「入り」をミスしがちになる。この対策として、(「You Tube」等で)プロのオケと合わせる練習をすることによってこういったミスはなくなる。」というもの。 確かに先生のおっしゃる通り、日頃の個人練習では練習する箇所が限られてしまい、その結果、個人練習ではほとんど練習しない箇所が発生してしまうもの。 私もこの対策として、週に1度(主に休みの日)に、YouTubeを使って、いろんなオケと「合わせ」練習を行っています。(先日も書いた通り、マーラーはフルトヴェングラー及びディースカウと合わせています。) 最近では中田先生練習時に録音した演奏、つまり「中田延亮指揮 山梨交響楽団」の演奏と合わせています。この演奏だったらテンポやアゴーギグ等々、間違いないし。 ということで、梨響の定演本番まであと2週間。練習、更に頑張ります。
Vnもちづき (月曜日, 28 5月 2018 20:33)
「本番まで1ヶ月切りました!」 5月25日(金)の練習では定演の演奏曲マーラー「さすらう若人の歌」で共演するバリトンの河野克俊氏と初合わせを行いました。 河野氏は過去に県民第九演奏会で共演したことがありますね。 この日は指揮者の中田先生やゲストコンサートマスターの永峰先生もいらして、「3巨頭初顔合わせ」となりました。(3氏が揃うと練習もさすがに華やか感が満載です。) マーラーの今回の作品は随所に交響曲第1番「巨人」のフレーズが現れ、親しみやすいものですが、作品自体初めて接するので事前にYouTubeで勉強しました。(個人的には少し古いですが、フルトヴェングラー指揮フィルハーモニア響と共演しているディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウのバリトンが素晴らしいと思います。さすが、バリトンのレジェンド、ディースカウ!) 今回の河野氏のバリトンはディースカウにも勝るとも劣らないくらい素晴らしいバリトンだったかと。(決して誇張ではない。) これで一気にこの作品を演奏するのが楽しみになりました。 いよいよ6月24日(日)の梨響定演本番まで1ヶ月を切りました。 いい演奏会になるよう、更に練習、頑張ります。
Vnもちづき (月曜日, 14 5月 2018)
「中田先生登場!」 先週の金曜練習は今回の梨響定演を指揮を振ってくださる中田先生の初指導でした。 折しもこの日、11日の夜はコラニー大ホールで、紅白にも出たあの人気バンド「ゴールデンボンバー」の山梨公演がありました。 この日は仕事を定時で終え、早めにコラニーホールに向かいましたが既に満車。付近の民間の駐車場も全て満車状態。焦ってコインパーキングを探している間も、金爆コンサートに向かうと思われる服装・年齢の方々が群れをなして(本当にそんな感じ)ホールに向かっているのが見えました。(結局かなり遠いコインパーキングに何とか入れました。) 今日の中田先生による練習は、まず1楽章から全楽章の通しの演奏。 全部の通しの終了直後、先生が開口一番、「まずは皆さん、楽譜に紛らわしい臨時記号(♭とか♯)に分かりやすくはっきりと書いておいてください!」 ・・・初練習とはいえ(練習自体は1月から開始済み)、いかに臨時記号の読み間違いによる音程ミスが多かったかが如実にわかる指摘事項でした。 先日の永峰先生の指導の時も、永峰先生は「ブルックナーは音程が命。マーラーは音程が乱れてもなんとかなるが、ブルックナーの場合は曲として成り立たない」と仰っておりました。 してみると、今回のブルックナーは「音程」が大事ということになるのでしょう。 音程が大事なのはどの曲も同様ですが、ことブルックナーについては今まで以上に音程に気をつかって演奏する必要があるようです。 「今まで以上に」と書きましたが、果たして今までどの程度「音程に気をつかって」演奏していたでしょう。 「とにかく楽譜を追っかけることが精いっぱいで、音程や和音に気を使う余裕など、少なくとも「今は」ないなあ。そのうち余裕ができたら、ね。」 とかなんとか言い訳をしているうちに本番を迎え、その本番演奏ですら「楽譜に首っ引き状態」のメンバーがほとんど。余裕を持って演奏しているメンバーがはたしてどのくらいいるか・・・ というのが、全国の大半のアマオケの現状では? これは言い訳にしかならないのですが、実際アマチュアのレベルでは音程や和音、ダイナミクスに気をつかったり他パートの音を聴く等々、は極めてハイレベル、なのです。 そこで今回のブルックナー。これは我々にとって最大のピンチ?であると同時に最大のチャンスとも言えるでしょう。 団員一人一人が「どうやったら(楽譜だけでなく)音程を意識して演奏できるか?」を考えるいい機会かと。 中田先生は練習の最後に一言、「いやあ、ブルックナーは難しい。でもいい曲だから。みんなで頑張りましょう。」 この超難曲を演奏することで、いろんな意味で梨響がレベルアップできれば、と切に願います。
Vnもちづき (月曜日, 23 4月 2018 19:50)
「本番まであと2か月!」(HPリニューアルでタイトル書く欄がなくなっちゃったんで、自主的にここに書こうっと) まだまだ先と思っていた梨響定演ですが、気がつけばもう本番2か月前になってしまいました。 3月・4月の年度末年度始めは仕事上バタバタするので、ようやく落ち着くこの時期に、本番までの時間のあまりの短さにようやく気が付いて愕然とする、というのはいつものこと、っていうか、もはやこの時期の「風物詩」となっているかと。 今度の金曜日(4月27日)にいよいよ我らがゲストコンサートマスターの永峰先生が初来団し、弦分奏を指導してくれることになっております。 久しぶりの先生との再会が楽しみな反面、初指導で「何!?この程度しか仕上がってないの!!?」なんて思われないように、この1週間は特に練習に頑張りたいかと。(って、手遅れかな?いやいや、最後のあがきも大切大切。)
Vnもちづき (月曜日, 09 4月 2018 19:19)
前回掲示板に書いてからもう早や1ヶ月が過ぎてしまいました。 3月に入ってから休日もないくらい仕事が忙しくなり、掲示板に書く余裕すらありませんでした。 当然バイオリンの練習にも影響は大きく、まともに練習できるのは金曜の全体練習くらいと、練習量は激減。現在も、この非常に過酷な状況下にあります。 しかしながら、年度末・年度始めが忙しくなることはもともと想定内でした。(っていうか、サラリーマンだったらみんな同じですよね?) 恐らく3月初めから仕事が忙しくなると予想し、定演の演奏曲の練習計画の目標を「2月終わりまでに大まかでも一通り弾けるようにする。」と「各楽章ごとの難所を特定する。」の二つを設定しました。 おかげで3月以降バイオリンの練習時間が激減しましたが、平日夜にわずかでも練習できる時間があれば、「この楽章のあのフレーズだけ」を練習する、という効率的な「各個撃破」方式の練習に集中し、何とか全体の輪郭を作ることができてきたかと。 この調子で練習を続け、次の目標である「中田先生や永峰先生の指示に耐えるぐらいのレベルに持っていく」をコンプリートしたいと思っています。
Vnもちづき (日曜日, 04 3月 2018 18:19)
もう3月。ちょっと前には年末年始だった気がするのですが。 先々週くらい前から、定期演奏会においてブルックナー交響曲第5番と共に演奏するもう一つの曲、マーラー作曲の歌曲集「さすらう若人の歌」を練習しています。 グスタフ・マーラーは「巨人」や「千人の交響曲」など大規模な交響曲を作曲したことで有名ですね。 当初は彼の作品は一般的にはそれほど理解されなかったのですが、「いずれは私の時代が来る。」と自ら語ったとおり、今や、マーラーの作品はプロオケのみならずアマオケでも頻繁に演奏されたり、映画やCMに使われるなど人気を博しています。 梨響では平成18年に交響曲第1番「巨人」を、平成24年に第5番をそれぞれ演奏しており、マーラー作品の演奏は今回で3作品目となります。 今回の作品は交響曲ではなく歌曲集です。内容は、恋人との破局の失意・絶望から再起に至る心情の変化を4曲に分けて歌うものかと。 この作品は交響曲第1番「巨人」との関連が強く、第2曲のメロディは「巨人」の第1楽章に、第4曲のメロディは「巨人」の第3楽章にそれぞれ転用されており、「巨人」をよく知っている方ならニヤリとすることでしょう。 マーラーと言えばやはり交響曲の大家。バッハ・モーツァルトによって確立された交響曲はベートーベンによって一つの頂点に達し、その後様々な試みや進化を経て、やがてマーラーによって「交響曲」という形式が完成されます。 と、同時に彼の後期交響曲はもはや「交響曲」という枠に収まりきらなくなり、やがて「交響曲」の形式は終焉に向かう、とする向きもありますね。(確かに「大地の歌」や「千人の交響曲」とかは、個人的には交響曲かどうか、はなはだ疑問ではあります。) たびたび言ってますが、かくいう私も大のマーラーファンでして、もうちょっと若い頃!なんぞは交響曲第7番「夜の歌」や交響曲第10番(未完曲。私はデリック・クックによる補筆版がお気に入り)のCDを聴きながら深夜に人気のない山間部をドライブし、その「恐怖」を存分に味わう、ということをやっておりました。(うーん。問題あるかもしれない・・・) しかし。マーラーは歌曲についても多くの作品を残しております。マーラーファンたるもの、歌曲も知らなければ「片手落ち」であり、このことについて長年忸怩たる思いであったため、今回の歌曲演奏は、私にとっては願ったり叶ったりであります。 「あの」マーラーの歌曲を梨響がどう演奏するのか?乞うご期待です! PS 今日の山梨日日新聞3面の「きょうの歴史(3月4日)」に「山梨交響楽団が昭和49年のこの日に甲府・県民文化大ホールで第1回定期演奏会を開催し、約1200人の聴衆が演奏を聴いた。」旨の記事が載ってましたね。 毎年この記事を見ると、「ああ、3月に入ったんだな・・」と実感します。(毎年出てますからね、この記事) 今はなき県民会館。1200人も入ったんですね。私は学生時代に県民会館で小澤征爾指揮の新日フィルの演奏でベートーベン交響曲第7番を聴いたことがあります。いやあ、この演奏は凄かった。4楽章なんかオケ・聴衆ともロックバンドのコンサートのようなノリで、演奏終了直後は会場全体がスタンディングオベーション状態だったのを今でも覚えております。 (話を戻して)山日新聞の「きょうの歴史」では梨響ネタが確か年間で2~3くらいあったような気がします。皆さんも是非毎日目を凝らしてご確認を!
Vnもちづき (土曜日, 24 2月 2018 18:52)
16日の金曜練習は弦楽器と管楽器に分かれて分奏練習。弦楽器はブルックナー交響曲第5番の1楽章と2楽章を練習しました。 ブルックナーの練習が1月から本格的に始まって早くも一ヶ月半が過ぎましたが、まだまだ楽譜に首っ引きの状態。(楽譜に記載されていない)表現を付けるどころか、楽譜上の音程・リズム・ダイナミクス(音の大きさ)をまともに演奏することさえもままならない状態かと。 「1月は行き、2月は逃げ、3月は去る」という言葉があるように、1~3月は本当にあっという間に過ぎ去ってしまうのが常。 「本番の6月までまだまだ」なんて高をくくっていると・・・本番直前になって「こんなはずじゃあ・・・」と後悔の涙で頬を濡らすこと必定。 自分としては仕事が忙しくなる年度末までには一定程度のレベルに達しておきたいと思っております。 さて。先日、第二バイオリン(以下セコバイ)のパート練習を実施しました。 セコバイパートでは定期演奏会に向けて、例年最低2回のパート練習を行っています。 1回目の練習は基本的な事項の確認です。楽譜上に記載された情報(音程、リズム、ダイナミクス等)を各自が適切に把握しているかどうかについて確認します。 個人的な技量の都合により、難しい箇所が「現時点では」適切に演奏できない、というのは仕方がないことだと考えます。それは今後地道な練習でクリアしていけばよいことです。 問題なのは、「実は間違っているんだけど、正しいと思って演奏しちゃっている」というケースです。 これは、自分で間違っていることに気がついていないため、間違いを正すことが不可能である点が最大の問題点かと。 実はこの手の問題はどこのアマオケにも存在していると思われ、また更に厄介な点は、こうした間違いは、あまり演奏が上手くない(と思っている)メンバーよりも、むしろ「自分は弾けてる(吹けてる)」と思っているメンバーに起こりやすい、という点にあります。 自分が「ちゃんと演奏している」と思っているんだから、そもそも直しようがないのです。 恐らくこういう間違いは、ほとんどの場合は修正されることなく本番まで持って行ってしまうことでしょう。そして本番でも間違いと気づくことなく、堂々と演奏してしまっているのではないでしょうか。 個人的な見解として、この手の間違いがなくなれば、全国のアマオケの本番の演奏精度は飛躍的に高まるかと。それほど本番演奏でのこの種のエラーは恐ろしいほど多いと思っています。 自分では正しいと思っているので個人練習で間違いを発見するのは不可能であり、また全体練習では他パートの音も入ってくるので、やはり自分のエラーを見つけるのは至難の技でしょう。 そこでパート練習なのです。 同一パート内の練習なので、一緒に演奏した場合、別の音やリズムが聞こえるはずがないわけで、もし聞こえたとすれば、それは誰かが間違った音やリズムを発している、ということがわかるのです。 先日のパート練習において、私は自分自身の間違いを4箇所「発見」しました。いずれも音程に関わる間違いであり、自分で「正しい」と思っていた箇所でした。 もしこのパート練習がなければ、ほぼ確実に、本番においても間違ったまま「堂々と」演奏していたことでしょう。 私はパートリーダーとして毎年必ずパート練習を企画、実施しているのですが、それは自分のパートメンバーの技量の向上を目的としているのはもちろんですが、同時に、自分が陥っているであろう間違いを見つけるためにも非常に有効だと考えています。 そして。第2回目のパート練習は本番指揮者による指導が複数回行われた頃に実施します。 こちらの練習の目的は、指揮者の指導内容についてパートメンバーに周知徹底することにより、パート内の意思統一を図るものです。 本番指揮者の練習日に事情があって出席できなかったり、たとえ出席していても、何らかの事情により指揮者の指示を聞き逃していたりすることも十分あります。 そこでパート練習において、全員で指揮者の指導内容を確認しあうのです。 本番指揮者(プロの指揮者)は、初練習後、何回か練習すると大体そのオーケストラの演奏レベルが把握できるものだと思います。 そして各パートごとのレベルも把握できるため、例えば難しい演奏箇所で、そのパートが(現時点では)演奏できない、といった場合はそのパートを責めることは普通はしません。(理由は前述のとおり) しかしながら、一度発した指示事項が次回練習以降も守られていない、という場合は叱責されます。 これは当然のことかと。難しい箇所の演奏は「できる・できない」の問題なのに対して、指示事項が守られていないというのは「する・しない」の問題なのだから。 つまり「できる」ことを「しない」のであれば、それはオケ側の「怠慢」に他ならないのです。 先生の発した指示事項がパート内に周知・徹底されているか否かは、個人の技量向上と言った面ももちろんですが、それ以上に、そのオーケストラの演奏に対する「姿勢」や「モラル」をも問われているのです。 そういった意味からも、やはりこの第2回目のパート練習も、定期演奏会で演奏する以上は不可欠な練習だと言えるかと。 今後とも気をゆるめることなく練習に励みたいと思います。
ゆずこしょう (火曜日, 20 2月 2018 02:06)
新しいホームページ、素敵ですね。これからも頑張っていきましょう!!
事務局より (火曜日, 20 2月 2018 00:28)
2018年2月20日 山梨交響楽団のWebサイト(ホームページ)をリニューアルしました。 今後ともよろしくお願いいたします。
山梨交響楽団
事務局 (担当:小川)
〒409-3852 山梨県中巨摩郡昭和町飯喰1562-11
TEL : 080-9988-5747 E-mail: info@yso.jp
Vnもちづき (日曜日, 19 5月 2019 18:25)
「いよいよ新田先生、登場!」
元号が「令和」に変わって早や19日が経ちました。
一昨日の金曜練習には本番で指揮を振る新田ユリ先生による初指導がありました。
新田先生は国内主要オケと共演している他、北欧フィンランドのオケやブラスバンドを指揮しており、現在は日本シベリウス協会の会長を務めているとのこと。
シベリウス作品に精通されている指揮者の初指導とあって、個人的には期待(とちょっぴり不安)の金曜練習でした。
練習したのは交響曲第1番。
先生の指揮は個人的にはとてもわかりやすく、かつダイナミックな演奏をされるという印象を持ちました。
シベリウス作品はフレーズによっては楽譜を追っていくのが非常に難解なところが散見するのですが、先生の指揮のお蔭で何とか「迷子」にならずに通すことができました。
テンポ設定にも個人的には「無理な」箇所はなく、想定の範囲内といった感じであり、このまま地道に練習を続ければ本番にはそれなりの演奏ができるのでは、という道筋が見えた感じです。
ただもっともっと練習しなければ、と反省もした次第です。
来週も新田先生の指揮で、第1番よりも難度が高い(と個人的には思っている)第5番の練習です。
来週の練習も楽しみです。
Vnもちづき (月曜日, 11 3月 2019 19:43)
「シベリウス演奏の最難所とは?」
現在梨響は6月の定期演奏会に向けて練習をしています。
曲目はオール「シベリウス」プログラムで、交響曲第1番、第5番と交響詩「フィンランディア」です。
私にとって「初物」になるこの2曲の交響曲を1月から練習してきて、「最難所」と思われるところを2か所、特定しております。
この2曲を通じて、少なくとも弦楽器にとって最も難しいフレーズは第5番交響曲の1楽章の最後の速いフレーズです。
私はYouTubeを利用していろんなオケの演奏を参考にしており、たまにこれらのオケとの「合わせ練習」をします。
1月から練習してきて、なんとか大方の箇所はインテンポで弾けるようになったのですが、この箇所、5番交響曲のこの部分だけは「全く歯が立たない」のです。
具体的に言うと、そのあまりの速さに追いつけないのです。百歩譲って音程を無視したとしても、そもそも弓がその速さについていけない。
先日、本番指揮者である新田先生から第5番の速度の連絡がありました。
大方は「想定の範囲内」でしたが、上述のこの箇所、1楽章の最後の30小節余りのテンポが「想定外」に速いのに驚愕しました。
恐らく現在の梨響では先生指定の速さの2分の1でも演奏不可能でしょう。そのくらい速いのです。
ま、「想定外」といってもわたし的にはそれほど外れているわけではありません。ここが最難関ポイントと認識した上で、1月からこつこつと練習してきたので、恐らく本番には間に合うのでは?と思っております。(是非ともそうしなければ。)
もう一つの難関箇所は1番交響曲の2楽章の中間部です。ここもYouTubeを見るとやたらに速い。それでいて細かい動きが多くしかも弱音ときています。最も弦楽器泣かせ?な箇所なのです。
1番交響曲の方は、まだ先生の速度指定はありませんが、ここもきっと速いことでしょう。おそらく他のメンバーもいろんな音源を聴いて、ここがポイントの一つであることを認識し、それなりの対策を取っていることかと思います。
半年先と思っていた定演も、もう後半分の期間を残すのみとなりました。
皆さんにシベリウス作品の素晴らしさを堪能してもらえるよう、更に練習に励みたいと思います。
Vnもちづき (月曜日, 11 2月 2019 18:12)
「今年の定演はシベリウスのダブルシンフォニー!」
平成31年最初の投稿です。
現在梨響は6月23日の定期演奏会に向けての練習を行っております。
今年の定演はシベリウスの交響曲第1番と第5番のダブルシンフォニー、そして交響詩「フィンランディア」を演奏します。
シベリウスの作品で有名どころと言えば、「フィンランディア」でしょうか。バイオリン協奏曲も最近はかなりメジャーになってきましたね。
梨響でも「フィンランディア」は結構頻繁に、そしてバイオリン協奏曲も昔、定演で演奏したことがあります。(ソロバイオリンを弾いたのは東フィルのコンマスである三浦章宏氏でした。北欧の厳しい冬を連想させる第1楽章冒頭のあの素晴らしいバイオリンソロ、今でも忘れられません。現在はご子息もバイオリニストでご活躍ですよね。たしかNHK大河ドラマ「真田丸」でテーマを弾いてたかと・・)
・・・閑話休題。交響曲では第2番が有名でしょうか?私は恥ずかしながらシベリウスの作品はあまり知らず、交響曲でも2番を知っているのみでした。(梨響で以前演奏したことがあるし・・・)
今回演奏する1番と5番。はっきり言って全く知りませんでした。通常知らない曲でも一部のフレーズは聴いたことがあることが多いのですが、ことこの2曲に限って言えば、全曲通して聴いても知っているフレーズが一つもありませんでした。(シベリウスファンのお叱りを受けそうです。)
しかし!この2曲、練習していくうちに、非常に魅力的な曲であることがわかり、今ではすっかりこの2曲のファンになってしまいました。(仕事の最中でも口ずさんでいることが結構あります。)
私は大学オケから演奏を始めてから30数年が経ち、「普通の」アマオケプレーヤーが演奏する曲は大体演奏しているので、こういった「未体験の作品」を演奏するのは非常にテンションが上がります。まして今回のように非常に魅力的な作品であれば余計に「テンションだだ上がり」状態となります。(そう、以前演奏したラフマニノフの交響曲第2番のように。」
現在梨響は「まだ見ぬ強豪2作品」を相手に苦戦しているところです。
今後梨響がこれらシベリウス作品をどう演奏するのか!?ご期待ください。
Vnもちづき (月曜日, 10 12月 2018 17:53)
「第九演奏会、終了しました。」
昨日(12月9日)、山梨県民第九演奏会が終了しました。
今年は1階席がほぼ埋まるなど多くの皆さんに見に来ていただきました。(先日の梨響シニアオケのところでも書きましたが、やはり多くの観客の皆さんの前で演奏するのは気持ちの良いものです。)
昨日は午前にリハーサル、午後が本番だったのですが、午前のリハーサル終了後、合唱の方から「第2バイオリンがあんなに活躍するなんて知りませんでした。特に3楽章が素晴らしいですね。」と、私のパートに対してお褒めの言葉をいただきました。
同じバイオリンでも第1バイオリンは、毎年来ていただいているゲストコンサートマスターの山口先生の演奏・存在感共に圧倒的であり、第2バイオリンはどうしても影が薄くなってしまうので、その方からのお言葉は本当にうれしく思いました。
上手・下手はともかく、その「存在感」を示せた、ということだけでも、今まで練習してきた甲斐があったというものです。
実際に見に来ていただいた皆さんは、昨日の演奏はどう感じたでしょうか?(昔は第九演奏会(昔は『県民音楽祭』って言ってたんだけど)の演奏が2週間後くらいにラジオ放送されてたのが懐かしく思い出されます。)
さあ、第九演奏会が終了し、今年の演奏会は全て終了しました。
次回の練習から、いよいよ来年の定演の練習に入ります。
曲はシベリウスの交響曲の第1番と第5番の「ダブルシンフォニー」となります。
シベ1と5。一体どんな曲なのでしょう?(私はシベリウスに関しては交響詩「フィンランディア」とバイオリン協奏曲、それに交響曲第2番くらいしか知らないもので・・・)
是非来年の定演をご期待ください。
Vnもちづき (月曜日, 26 11月 2018 20:20)
「二つの意味で「最後」の第九演奏会」
24日(土)夜にコラニー文化ホール大ホールにおいて、県民第九演奏会(本番:12月9日)の発会式が開催されました。
発会式を迎えると、第九演奏会は「もうすぐ」という感覚になります。(なんせ本番まであと2週間なのですから。)
ところで今年の第九演奏会、例年とは違って二つの意味で「最後の第九演奏会」となります。
一つは、「平成最後の第九演奏会」です。
来年4月をもって平成の時代が終わるわけで、そうすると来年12月の演奏会は新元号での「最初の演奏会」となるわけです。
もう一つは「『コラニー』文化ホールでの最後の第九演奏会」です。
県民文化ホールの命名権(ネーミングライツ)は現在、ジュエリーメーカーのコラニーという会社が権利を持っており、この契約は来年3月末で切れるのですが、契約の更新をしないことをコラニーは既に表明しています。
現在県において新たな企業の募集をしており、確か2社ほど応募しているとか。
このままでいくと県民文化ホールは来年4月からは新しい名称となるわけで、来年末の第九演奏会は「新たな名称による」県民文化ホールで開催することになります。
というわけで、今年と来年の第九演奏会は記念の演奏会となるわけです。
特に今年は「二つの最後」が頭に冠するわけで、感慨もひとしおです。
「最後の第九演奏会」に相応しい、素晴らしい演奏会になるよう、練習に励みたいと思います。
Vnもちづき (月曜日, 12 11月 2018 10:12)
「石和東小公演が終了しました」
11月10日(土)の午前中に石和東小学校において山梨芸術劇場が開催されました。
今回は例年よりもショートバージョンでしたが、その分は「密度マシマシ」!?で演奏しました。
演奏曲目はチャイコフスキー「眠れる森の美女」、バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」、ブラームス「ハンガリアン舞曲第5番」、ドボルザーク「新世界より」第4楽章、そして石和東小学校校歌です。
これはどの学校もそうですが、我々が演奏会場に次々と入ってくるオーケストラの入場シーンでは、生徒の皆さんはびっくりしたり楽しげな表情だったりで、目はきらきら輝いていました。
思うにこれだけ多くの演奏者がいろいろな楽器を携えて一堂に会すること自体、子どもたちにとっては「エンターテイメント」だったのではないでしょうか?
その後の演奏でも皆さん、非常に集中して聴いていたように思います。
聴いている子どもたちが「上げ上げムードになる」よう私が狙っていた「ルーマニア民俗舞曲」の後半の激しい曲ですが、今までの静かな曲から一転しての、パッション全開の曲調に変わったからでしょうか?最初は目を丸くして、そして次第に体全体でリズムを取りながら聞き入ってくれていた生徒さんが多かったのが印象的でした。(ミッション・コンプリートしたかな?)
最後の校歌でもオケの伴奏で大きな声で歌ってくれました。いやあ、元気な歌声の伴奏ほど気持ちのよいものはありません。ストレス解消にはもってこいです。
というわけであっという間の演奏会でしたが、非常に充実していたかと。生徒のみなさんに、これをきっかけに少しでも音楽に興味を持ってもらえればうれしいですね。
さあ、石和東小公演が終了し、今年最後の演奏会はいよいよ「第九演奏会」のみとなりました。
今回の第九は「平成最後の」第九となります。
平成のフィナーレを飾るに相応しい第九演奏をしたいかと。練習頑張ります。
石井真美 (土曜日, 10 11月 2018 17:31)
初めまして。
今日は石和東小学校に来て下さりありがとうございました。
私は芸術鑑賞会には参加出来ずにいたのですが、
今日は小4の息子が指揮者の体験させて頂いたとの事で、とても沢山の方からお誉めを頂き、私もびっくりでした。
全然息子も何も言ってなかったので。
でも学校から帰ってきて、楽しかったけど緊張したと言ってました。
でも誉めて頂いてとても本人も嬉しそうでした。私も息子の姿見たかったです。
本当に貴重な体験させて頂きありがとうございました。
Vnもちづき (月曜日, 05 11月 2018 18:43)
「今度の土曜日は石和東小公演」
いよいよ1週間後の11月10日(土)に、石和東小学校において演奏会が開催されます。
練習を始めた頃はまだまだ猛暑(残暑かな?)厳しい時期だったので、最近の朝晩の冷え込みを考えると「隔世の感」ありですね。練習を始めた8月下旬から2ヶ月余り。ほんと時間の経つのは早いものです。
今回の演奏する曲で特筆すべき曲はというと、バルトーク作曲の「ルーマニア民俗舞曲」でしょう。
ハンガリー出身の作曲家バルトークは民俗音楽の研究にも携わっていたとか。それを基に6曲のピアノの小品を作曲したのがこの曲であり、のちに管弦楽曲に編曲された作品を、今回梨響が演奏します。
恐らく梨響でも初演奏になるかと。(私自身は以前どこかのオーケストラ!?で演奏した記憶があります。)
バルトークの作品は音色が独特なんですが、ことこの曲に関して言えば「舞曲」と言うこともあって、エネルギッシュなリズムが印象的です。
特に終わりの2曲(ていうか、メドレーなので1曲と数えるべきか?)は躍動感溢れたテンポとリズムに、思わずノリノリになってくること請け合いです。
・・・っていう音楽に我々が演奏できるかどうかがポイントでしょう。まずはこの曲が「舞曲」であることを十分に認識して演奏することが必要です。
私の個人的な目標は「聴いている小学生たちをノリノリで踊らせること!です。
来週の演奏会、いろんな意味で楽しみです。
Vn もちづき (火曜日, 09 10月 2018 20:46)
「梨響シニアオーケストラ定期演奏会 開催!」
先週の日曜日(10月7日)にコラニー文化ホール小ホールにおいて、梨響シニアオーケストラの定期演奏会が開催され、私をはじめ梨響団員多数がエキストラとして演奏に参加しました。
当日は3連休の中日であり、かつ天気もよかったため、観光地へ出かける方々も多いだろうし、今年ばかりは人では少ないかな・・・?と覚悟していたのですが、ふたを開けてみれば例年通りの大盛況。この傾向はシニアオケが定演会場をコラニー文化ホールに変更してから続いていますが、今年も本当に多くの方々に来ていただきました。
この盛況ぶりの要因として、やはり団員の充実ぶりが少なからず影響しているのでは?と私は分析します。練習にしても本番の大入りの観客の中での演奏にしても、いずれにしても人が多いというのは本当にモチベーションが上がるものです。本当に気持ちよく演奏できました。
例年、梨響シニアオケの定演は必ずサプライズが用意されているのですが、今年はオケ歴数十年の経験を持ち、ちょっとやそっとの演出ではもはや驚かない私でさえも、今回は絶句してしまいました。
今年のサプライズは初っ端の曲を、シニアオケの団員(おまけに指揮は未経験)が指揮を振ったのです。
私をはじめ、多くのエキストラは、「きっとこの団員が長年の夢である「指揮振り」を、シニアオケの正指揮者である七沢氏に直訴!?して実現した企画だろう」と思っておりました。
ところが・・・実は当日、午前中にリハを終え、お昼に楽屋でお弁当を食べている時に、たまたまその団員さんと隣同志となったため、「今日は念願の指揮ができてよかったですね」と話を振ると・・・ご本人は「とんでもないっ!」と顔を真っ赤にして?否定したのです。
真相はなんと・・・本番の3週間前くらいになって、いきなり七沢氏から最初の曲の指揮をするように、と言われたとのこと。
いやあ、私はこの話を聞いて思わずのけ反っちゃいましたよ、マジで。だって、本人が希望をしているわけでもないのにいきなり「指揮をするように」言われ、しかもそれが本番の3週間前だなんて・・・私だったら即刻、丁重にお断りしますね、きっと。
・・・ところが、この団員さん、先生の指示をしっかりと受け止め、その日からユーチューブでその曲の演奏をみて指揮を研究したり、また図書館で指揮法の本を借りてきて勉強したりしたとのこと。
更にその方、私に対して「本番で演奏が止まったらすみません。」と謝るではないですか!?
いやあ、この言葉を聞いた以上、「絶対にこの曲の演奏を止めるわけにはいかない」と固く決意しましたね。万が一にも演奏が止まったとすれば、それはこの方の責任ではなく、ちゃんとサポートできなかった我々プレーヤーの責任なのだから。
そして・・・本番の演奏は、今までの演奏の中でも一番素晴らしい演奏だったのは言うまでもありません。
どうやら「演奏を止めてはいけない」と思っていたのは私だけではなかったようです。
オケみんなが、指揮をしっかりやろうと努力しているこの団員のために、素晴らしい演奏をしようと頑張ったわけで。
これぞまさに「All for One.One for All.」の精神かと。
してみると、七沢氏の真意はそこにあったか・・と。さすが七沢先生、策士です。
その他の演奏にしても観客の皆さんの反応が面白いようによかったことから、きっと満足のいく演奏だったのかと。(最後の曲の終了直後の「ブラボー!!」は感動しました。)
団員数も多くなり、ドビュッシーやチャイコの「スラブ行進曲」のような、梨響でも演奏困難な曲に果敢に挑戦する梨響シニアオケ。来年の定演も非常に楽しみです。
Vnもちづき (日曜日, 30 9月 2018 18:53)
「梨響シニアオーケストラの定期演奏会が10月7日開催!」
大型の台風24号が日本列島を縦断するか?という今日(9月30日)、梨響シニアオーケストラの練習が韮崎でありました。
台風の影響で今日行われるはずだったイベント等が軒並み中止や延期の措置が取られる、という情報が昨日の時点で流れていたため、「もしかすると明日(30日)の練習は中止になるかも?」と覚悟していましたが、昨夜シニアオケの方から連絡があり、練習開始時間を1時間繰り上げて実施することに。
確かに本番(10月7日)の1週間前であり、この時点での練習中止はかなり痛いことは当然ですが、それでも、台風が刻々と近づいてくる日曜の午後に敢えて練習を敢行するとは・・・梨響シニアオケの心意気やよし、というところでしょうか。
というわけで通常よりも1時間早く、お昼の12時から練習が始まったわけですが、練習会場に行く途中も、そして練習が終了して帰宅するまで、雨風ともそれほどでもありませんでした。梨響シニアオケの強運に驚くばかりです。
さて、今回演奏する曲は例年同様に、映画音楽やミュージカル等のポピュラー系のものから、ワルツ、「威風堂々」や「新世界」などクラシック音楽まで多彩な曲構成となっており、1曲1曲が長くないため(「新生会」は1楽章のみ演奏)、観客のみなさんも飽きることなく演奏を楽しめるかと。
今回の演奏曲中で注目したいのが、ドビュッシーの小組曲です。(梨響シニアでドビュッシーを演奏するとは・・・いやはや、長生きするものです。)
この曲、元々はピアノ連弾用の作品だったのを、管弦楽用に編曲されたとのこと。
4曲で構成されているのですが、今回は諸事情?により、2曲を演奏します。
私自身ドビュッシーはそう詳しくはないのですが、「海」や「牧神の午後」等、ある程度の作品は一応押さえている、思っていたのですが、いい意味で裏切られました。こんな魅力的な曲があるとは・・・いやはやうれしい驚きです。
4曲とも短めの曲なのですが、1曲1曲が非常に印象的で「ドビュッシーらしさ」が存分ににじみ出ている、にもかかわらず、他のドビュッシー作品のような難しさはなく、演奏上も、そして聴く分にも非常にわかりやすいかと。
特に3楽章のメヌエットが秀逸で、バイオリンの物憂げなメロディが心を揺さぶります。
ところが・・・この3楽章、そして終楽章は「諸事情」により、演奏しないことに(涙)
(是非いずれ後半の楽章も演奏することを切に願います。)
この曲を知り、そして演奏できることは、今回の梨響シニア演奏会参加における最大の収穫と言えるかと。そのくらい、この小組曲に出会えて非常にうれしく思っています。
この曲をはじめ、いずれの曲も非常に魅力的なものばかりであり、演奏する側が楽しいのだから、客席の皆さんも絶対楽しめること請け合いです。
・・・って、確信をもって言えるくらいの演奏ができるよう、本番までの最後の1週間、練習に励みたいかと。
梨響シニアオケの定期演奏会は10月7日(日)13時30分開場、14時開演で、甲府市寿町のコラニー文化ホール小ホールにて行われます。
入場無料です。チラシに入場整理券が付いていますが、整理券がなくても入場OKとのことです。ご都合のつく方は是非!
Vnもちづき (日曜日, 09 9月 2018 10:34)
「森山良子さんとのコラボ演奏会、終わりました。」
8月26日(日)に北杜市高根町の八ヶ岳やまびこホールにおいて、演奏会「八ヶ岳 森のコンサート 森山良子with山梨交響楽団」が開催されました。
当日は満席状態で、さすが「森山良子さん効果」は絶大だと感じ入りました。
本番の演奏は森山さんの歌唱力に圧倒されっぱなしでした。最近はバラエティ番組に出演することが森山さんですが(先日フジテレビの「ダウンタウンナウ」に出てたけど、おもしろかったです。)、改めて森山さんは歌手であることを再認識しました。
彼女の代表作である「涙そうそう」やアップテンポの「My Favorite Things」、イタリア歌曲の「オー・ソレ・ミーヨ」など、曲も多彩でお客さんを飽きさせることはなかったかと。(当たり前だが、さすがプロです。感服しました。)
我々の演奏がどこまで森山さんをサポートできたのかはなはだ心もとないのですが(ていうか、どれだけ足を引っ張らずにすんだのか)、我々自身も演奏会を存分に楽しめたかと思います。
これで、近年では久しぶりの「夏の演奏会」が終わり、次は秋の「山梨芸術劇場」へと移ります。
今年は11月10日の石和東小学校での演奏です。
充実した楽しい演奏になるように練習に励みます。
Vnもちづき (土曜日, 25 8月 2018 20:11)
いよいよ明日(8月26日(日))、高根町の「八ヶ岳やまびこホール」において「第2回 八ケ岳 森のコンサート 森山良子with 山梨交響楽団」が開催されます。
本番前日の今日は会場にてリハーサルを行いました。途中に「公開リハーサル」も実施したのですが、予想以上?に多くの方々が見に来てくれました。
やはり実際に歌が入るといいですね。非常に楽しく気持ちがよい。この楽しさを味わうために日々の地道な努力が必要であることを再確認した次第です。
明日は素晴らしい演奏会になるでしょう。
興味がある方は是非。(ネットで「八ヶ岳 森のコンサート」で検索すればヒットします。)
PS ちなみに。バイオリン(というか弦楽器)の中に入っている「棒」は「魂柱(こんちゅう)」と言って、楽器の表板と裏板を繋げる働きしています。これにより表板で発生した音を裏板に振動させ、その結果楽器全体を鳴らせるという重要な役目を持っているのです。
この魂柱なかりせば楽器を鳴らせることは不可能であり、まさに楽器にとって「魂の柱」と言えるでしょう。
というわけで弦楽器の「こんちゅう」は「魂柱」であり、「根柱」ではありません。
え?意味がわからないって?いや、それは当然です。今日現場にいた梨響メンバーでも分からなかった人が少なくないのだから。
軽く聞き流してもらえればと。
Vnもちづき (月曜日, 23 7月 2018 19:32)
現在梨響は、8月26日(日)に高根町の「八ヶ岳やまびこホール」で開催される演奏会「第2回 八ヶ岳 森のコンサート 森山良子with山梨交響楽団」に向けて練習をしています。(ネットでは「第2回 八ヶ岳 森のコンサート」で検索するとヒットします。)
これは、「涙そうそう」や「この広い野原いっぱい」で有名なアーティストである森山良子さんと梨響とのコラボコンサートです。(「さくら」の大ヒットで今や国民的なアーティストでもある森山直太朗さんのお母さん、でもありますね。)
実は森山良子さんとのコラボコンサートは今回が初めてではなく、かなり昔にやったことがあります・・・・って、ざっくりではアレなんで調べてみると・・・平成16年の7月に河口湖ステラシアターで共演してますね。(なんと14年も前じゃあないですか!この年に生まれた子どもがもう中学2年生ですもんね。こりゃあ私も年取るわけだ。)
このときは森山さんの他に加山雄三さんイルカさんとも共演しております。(すごいゴージャスなコンサートだったかと。いやはや懐かしいです。)
今回も森山さんの歌の伴奏(上述の「涙そうそう」や「この広い野原いっぱい」も)をする他、梨響単体でクラシック音楽作品の演奏も行います。
また前日の8月25日(土)には公開リハーサルとして、リハーサル風景を公開します。
詳しい内容は上述のネット検索で情報を得ることができますのでご覧になってください。
そしてご都合がつく方は是非見に来ていただければと思います。
Vnもちづき (火曜日, 17 7月 2018 19:35)
「高文連オケ 記念演奏会、終了しました」
昨日(16日:海の日)は清里の「清里の森 森の音楽堂」において、「高文連オーケストラ記念演奏会」が開催され、私もエキストラとして参加してきました。
練習は14日(土)から16日までの三日間行われましたが、日本全国が熱波に苦しんでいる最中、清里の涼しい環境で音楽を堪能することができ、非常に充実した3日間を過ごすことができました。
高文連オケのOBメンバーが久しぶりに集まったわけですから、当時エキストラとして参加していた私としても懐かしい面々と会えて感無量でした。
当時高校生だったメンバーも既に社会人だったり結婚して子供がいたりで、気持ちではまだまだ学生気分の私でも、さすがに「本当の年齢」を実感させられた次第です。
「森の音楽堂」で、元梨響団長でもあった依田先生と七沢先生の指揮で演奏していると、高文連オケの演奏会に出てた頃の思い出が蘇ってきました。
演奏会の締めくくりとして演奏した「ディズニー・マジック」は高文連オケのサマーコンサートでは必ず演奏してきた曲で、高文連オケを象徴する曲でもあります。
この曲を演奏している最中、思わず感極まってこみ上げてくるものがあったのは、決して私だけではないはず。
この後アンコール曲も演奏し、演奏会も終了・・・となるはずでしたが、お客さんの拍手が鳴りやまず(こちらも若干期待していましたが)、最後に演奏したのが「ディズニー・マジック」だったのも、うなずけました。
このようにして、感動のうちに演奏会は終了しました。
私としては何年かおきにでも演奏会を開催してもらいたいと願っているのですが、今回の事務局さんの大変さをまざまざと見せつけられると、そう簡単には言い出せませんね。(定期演奏会のように定期的に開催している演奏会ならともかく、今回のような1回こっきりのプロジェクトコンサートの場合、それこそゼロの状態から開催まで持っていかなければならないわけで、それはもう相当なマネジメント力が必要なのです。)
でも。また数年後に演奏会が開催されることを密かに願っております。
また、私は15日の夜に両指揮者先生方と宿泊したのですが、そこは元梨響のバイオリンメンバーが経営しているペンションでして、実に7~8年ぶりの再会となりました。
ご夫妻ともお元気そうで(奥さんの作る食事のおいしさも当時のままでした)、15日の練習終了後の懇親会も非常に盛り上がりました。
今回の演奏会のお蔭で元メンバーとの旧交を温めることができて本当によかったかと。
以上、充実した3日間を過ごすことができました。関係者の皆さん、本当にご苦労様でした!
PS 先週も書いたとおり、今日(17日)は私の週休日。テントを持って、森の音楽堂の芝生広場に行ってきました。(4日連続だあ!)
昨日までの賑やかさから一転、一組の家族連れが芝生を散策した以外は誰もいず、私の「独占状態」でした。
爽やかな風が吹く中、アイスコーヒーを飲みながら一息つくのは至福のひとときでした。
・・・でも、昨日までの賑やかさを体感した身としては、今日はさすがに寂しさがこみ上げてきたのでした。
Vnもちづき (月曜日, 09 7月 2018 19:51)
「7月16日(月・祝)は高文連オケOB演奏会!」
目下梨響は8月26日の森山良子さんとのコラボコンサートに向けて鋭意練習中なのですが、夏から秋にかけて、他の団体が主催する演奏会やイベントが開催され、そういったコンサートに参加する梨響メンバーも多いはず。
かく言う私も7月16日(月・祝日)に清里の「清里の森」の「森の音楽堂」で開催される高文連オーケストラのOBメンバーによる記念演奏会に出演します。
高文連オケは県内の高校生(小中学生も)で編成するオケで、毎年夏にはこの「森の音楽堂」で演奏会を開催しておりました。(私も毎年エキストラで参加してました。)
残念ながら当オケは既になくなってしまったのですが、OBメンバーやエキストラが集まって特別演奏会を開催するのです。
演奏曲は「サウンドオブミュージック」や「ディズニーマジック」といったポピュラー曲から「アルルの女」や「凱旋行進曲」、「セビリアの理髪師」や「田園」といったクラシック曲まで硬軟取り混ぜていて、まさに往年の高文連オケの演奏レパートリーそのまま、といった感じです。
これらの曲の楽譜をもらってから本番まで2週間しかなく、2週間で「田園」や「セビリア」を仕上げなければならず、まさに「ミッション・インポシブル」状態!
加えて全体練習は14日・15日・16日(本番)の3日間しかなく、これはかつて山梨でも開催したJAOフェスと同様の形態です。
ま、こういった演奏会は「時間がない!」と焦ってやっては非常にもったいないので、この厳しい条件をも楽しんで練習中しております。(でもやばいことには変わりないが。)
ところで。私は月曜日がお休みなのですが、ここんところ特に用事がなければ、毎週今回の演奏会場である「清里の森」に行き、「森の音楽堂」の前に広がる芝生にポップアップテントを広げてコーヒー飲みながら読書をする、というのが習慣化しております。
ポップアップテントは広げて数秒でテントが仕上がるので非常にお手軽で便利です。(まさに「ゆるキャン△」状態)
実は今日も行ってきました。甲府も猛暑状態だったようですが、清里も車内温度計では32度くらいでさすがに暑かったです。が、外の木陰にいると十分涼しく、もう一枚上着をもってくればよかったと後悔するくらいなのです。これがやみつきになってここ数カ月は毎週のように「清里の森」に行っております。(月曜日の午後辺りに「清里の森」の芝生広場にテントがあって、その中で寝そべって本を読んでいる人がいれば、それは私です。)
なので、来週演奏会で「清里の森」に行く、と言っても全然「お久しぶり感」はありません。
当然ながら平日の月曜は森の音楽堂付近はほとんど人がいず、私が芝生広場を独占しており、静寂の中で読書を満喫しているのですが、14~16日は「森の音楽堂」は賑やかになることでしょう。非常に楽しみです。
演奏会は無料(多分)なので、ご都合が付く方は是非お越しください。
Vnもちづき (月曜日, 02 7月 2018 19:04)
定演が終わって1週間が経ちました。ちなみに先週の金曜日は練習はお休みでした。
実は、今だから言えるのですが、私、現在、右肩が「五十肩」でして、日常生活において非常に難儀しているのです。
元々肩の痛みは数年前から、しかも両肩あったのですが、左肩の痛みは去年なくなり、あとは右肩のみ快方を期待していたのですが・・・
今年の2月くらいから痛みが激しくなり、夜は就寝後数時間もするとあまりの激痛に目覚めてしまい、3時くらいから明け方までまともに寝られない日が、もう数ヶ月続いております。
それでも日中は日常生活に支障をきたすほどでもなく、もちろんバイオリンの演奏なんかも「多少の違和感」くらいでやってこれたのでした。1ヶ月くらい前までは。
ところが5月くらいから日中でも肩の痛みが激しくなり、現在では職場でパソコンを打つのにも、車に乗るのにドアを開けるのにも、さらには朝食で箸を持つにも!肩に痛みが走るくらいになってしまいました。
箸を持つのも大変だってことは、もちろんバイオリンの弓を持つのに大丈夫なはずはありません。
今更ですが、この1ヶ月は練習をするに、本当に苦労しました。ましてやブルックナーは「きざみ」が多く、まさにこの「きざみ」こそが肩の痛みを更に助長するのです。(肩痛持ちにとって、拷問のような曲なのです、ブルックナーは。)本番のブルックナーの通しの80分は今思い出してもぞっとするくらいでした。(なんとか弓落とさすに弾き切りましたが。)
・・・というわけで定演が終わった今、わずかながら肩にとって、つかの間の休息を取っているわけです。
しかしながら、定演が終わってから落ち着いて考えると、実は、高文連オーケストラの記念演奏会が7月16日と、本番まで2週間しかないことに気づきました。(定演のパンフレットの中にチラシが入ってましたね。)
私の30年を超すバイオリン経験からしても、まだ全く練習していない状態で2週間後に本番を迎えるという事態は、余り記憶にございません。
今後楽譜が届き次第練習を始めるわけですが、定演と同じくらい、いや、本番までの残り時間を考えると、それ以上にハードに練習をこなさなければ、本番にまともな演奏ができるレベルには到底仕上がらないこと必定。
お医者さんからは「肩の痛みを誘発する行為は極力避ける」ように言われているのですが、少なくともこの演奏会の本番を迎える7月中旬までは、だましだまし肩を酷使することになりそうです。(でも久々の高文連だから楽しみなんだけど。「ディズニーメドレー」も演奏するのかな?)
Vnもちづき (月曜日, 25 6月 2018 19:01)
「定期演奏会、終了しました!」
昨日コラニー文化ホールにおいて山梨交響楽団第45回定期演奏会が開催されました。
今回は指揮者に中田延亮先生を、そしてゲストコンサートマスターに永峰高志先生を迎え、また多くのエキストラの方々に支えていただき、マーラーの歌曲集「さすらう若人の歌」とブルックナーの交響曲第5番を演奏しました。
久しぶりに山梨日日新聞に梨響定演の記事が載ってました。(昔は必ず毎年載ってたし、本番の1週間ぐらい後には音楽評論家による梨響定演の感想まで載ったこともありました。いずれも今は昔の話であります。)
今回の演奏会で一番印象に残ったのは、ゲストコンマスである永峰先生の、本番での「凄みのある演奏」です。
特にブルックナーの作品で多用される大音量の刻みの箇所など、オーラ、いや、むしろ「狂気」さえ感じられる程の演奏でした。
先生の演奏の素晴らしさは今更言うまでもなく、また今回の両作品で魅せた甘く美しいソロ演奏も、「至高の音楽」と思わずため息が出るほど。
しかし、このffの刻みの凄みは、これはただただ言葉を失うばかり。今、まさにキャッチーな言葉、「永峰先生、半端ないって・・」と図らずも思ってしまいました。
我々アマチュア演奏者が技術でプロ奏者に追いつくなど笑止。だからこそ気持ちだけは負けないようにとこちらもハイテンションで本番に臨むのですが、あのように凄絶極まる刻みをやられては、こちらの立つ瀬がない、というものです。
このことで改めて勉強になったのは、やはり入場料金を払って見に来てくれる皆さんのことを思うと、そこに甘えが許されないのはプロもアマも同じ、ということです。
永峰先生のような技術を持つ方が、あれだけのテンションで演奏をするんだから、技術のない我々は、少なくとも志だけは常に高く持つ必要があると、改めて感じた次第です。
具体的には、「この箇所は絶対に音を外さない」とか「ここのハーモニーは必ずあのパートと合わせる」等々。
ただ何となく「本番が来たから演奏する」のではなく、各自、目的意識を持って演奏会に臨み、終了後、その結果について真摯に反省し、次の演奏会に繋げることが、結果として我々の演奏のクオリティを引き上げることに繫がるのでは、と思うのです。
今回、私的には、弦分奏の際に永峰先生に「絶対死守」を厳命された、ブルックナー第4楽章の2か所の「音程絶対防衛エリア」について、「ここだけは、絶対にここだけは音を外すまい」と自分を鼓舞しながら出来る限り毎日この箇所を練習しました。(仕事が遅くなって数十分しか練習できないときは、迷わずこの2か所を練習しました。)
結果は・・・完璧・・とまではいかず、両フレーズとも1~2か所は音を外してしまいました。
しかしながら。このように目的意識を持たず、ただ漫然と練習しただけだったら・・・もっとたくさん音を外していたでしょう。それだけの難所だったですし。
今後とも「目的意識を持って演奏会に臨む」を実践していきたいと思っております。
Vnもちづき (月曜日, 18 6月 2018 17:49)
いよいよ定演本番(6月24日)の1週間前となりました。
ここ数年この時期に思うことなのですが、「本番まであと1週間」ということは、「あと1週間しかブルックナー交響曲第5番の練習ができない」ということになります。
ブルックナーの交響曲の中でもこれといった「セールスポイント」のないこの5番は非常に地味であり、プロオケの演奏回数にしてもブルックナー交響曲の中で少ない方だとか。
恐らく私の今後の梨響在籍期間中にこの曲を再度演奏する可能性は、恐らく極めてゼロに近いかと。
と考えてみると、これから本番までの1週間は私にとって(いや、梨響メンバーにとって)、「ブルックナー交響曲第5番とのお別れの1週間」に他なりません。
確かに超絶技巧が随所に現れ、非常に演奏が大変な割にはあまり目立つことが少ないという、「コスパの低い」曲なのですが(ひどい物言い)、この半年間苦労して練習してきた時間が今となっては非常に尊いものに思えてくるのですよ。「出来の悪い子ほどかわいい」とは昔の人はよく言ったものですね。(更にひどい物言い)
そしてマーラーの「さすらう若人の歌」。
この曲を練習し、曲を知ってから、マーラーの交響曲の中で苦手な曲の一つだった「大地の歌」を聴いてみたのですが、初めてといっていいくらい拒否感なく聴くことができました。(いままで「大地の歌」を最後まで聴き通せたことがなかったのです。)
それほどマーラーの歌曲集を含め「歌付き」作品は苦手だったのですが、この「さすらう若人の歌」を繰り返し聴き、練習する中で、その良さが体に染み込んできたのでした。
(ありがとう、ディースカウ、そしてフルトヴェングラー!)
今回の梨響定演で演奏するバリトンの河野氏の素晴らしい歌を、私も演奏の最中に存分に堪能したいと思っております。
こんどの日曜日の午後、是非定期演奏会にお越しください。
Vnもちづき (月曜日, 11 6月 2018 19:33)
「定演本番まであと2週間!」
先週の金曜練習日6月8日は、我々の練習場であるコラニー文化ホールにおいて、今やメジャーアーティストとなった西野カナのコンサートがあったのでした。
一か月前にも、あの「ゴールデンボンバー」のコンサートが金曜日にあって駐車場確保に大変だったのですが、わずか1ヶ月足らずで国内有数のビッグアーティストのコンサートが金曜日に立て続けに開催されるとは・・・このような事態は、梨響が練習場を竜王からコラニー文化ホールに移して以来、記憶がありません。
当然この日も、ホールや近隣の民間駐車場は早々に満車になることを想定し、1時間早く仕事を退け、早めにコインパーキングを探した結果、「ゴールデンボンバー」の時と同じコインパーキングに駐車することができました。
さて、練習ですが、この日は本番指揮者である中田先生による指導でした。
この日は自分が入る箇所をミスるエラーが続いたため、先生からこんなアドバイスが。
「日頃の個人練習では、時間の関係で初めから終わりまで練習せずに、主だったところだけ練習しているはず。こういう練習ばかりだと日頃練習していない箇所において、「入り」をミスしがちになる。この対策として、(「You Tube」等で)プロのオケと合わせる練習をすることによってこういったミスはなくなる。」というもの。
確かに先生のおっしゃる通り、日頃の個人練習では練習する箇所が限られてしまい、その結果、個人練習ではほとんど練習しない箇所が発生してしまうもの。
私もこの対策として、週に1度(主に休みの日)に、YouTubeを使って、いろんなオケと「合わせ」練習を行っています。(先日も書いた通り、マーラーはフルトヴェングラー及びディースカウと合わせています。)
最近では中田先生練習時に録音した演奏、つまり「中田延亮指揮 山梨交響楽団」の演奏と合わせています。この演奏だったらテンポやアゴーギグ等々、間違いないし。
ということで、梨響の定演本番まであと2週間。練習、更に頑張ります。
Vnもちづき (月曜日, 28 5月 2018 20:33)
「本番まで1ヶ月切りました!」
5月25日(金)の練習では定演の演奏曲マーラー「さすらう若人の歌」で共演するバリトンの河野克俊氏と初合わせを行いました。
河野氏は過去に県民第九演奏会で共演したことがありますね。
この日は指揮者の中田先生やゲストコンサートマスターの永峰先生もいらして、「3巨頭初顔合わせ」となりました。(3氏が揃うと練習もさすがに華やか感が満載です。)
マーラーの今回の作品は随所に交響曲第1番「巨人」のフレーズが現れ、親しみやすいものですが、作品自体初めて接するので事前にYouTubeで勉強しました。(個人的には少し古いですが、フルトヴェングラー指揮フィルハーモニア響と共演しているディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウのバリトンが素晴らしいと思います。さすが、バリトンのレジェンド、ディースカウ!)
今回の河野氏のバリトンはディースカウにも勝るとも劣らないくらい素晴らしいバリトンだったかと。(決して誇張ではない。)
これで一気にこの作品を演奏するのが楽しみになりました。
いよいよ6月24日(日)の梨響定演本番まで1ヶ月を切りました。
いい演奏会になるよう、更に練習、頑張ります。
Vnもちづき (月曜日, 14 5月 2018)
「中田先生登場!」
先週の金曜練習は今回の梨響定演を指揮を振ってくださる中田先生の初指導でした。
折しもこの日、11日の夜はコラニー大ホールで、紅白にも出たあの人気バンド「ゴールデンボンバー」の山梨公演がありました。
この日は仕事を定時で終え、早めにコラニーホールに向かいましたが既に満車。付近の民間の駐車場も全て満車状態。焦ってコインパーキングを探している間も、金爆コンサートに向かうと思われる服装・年齢の方々が群れをなして(本当にそんな感じ)ホールに向かっているのが見えました。(結局かなり遠いコインパーキングに何とか入れました。)
今日の中田先生による練習は、まず1楽章から全楽章の通しの演奏。
全部の通しの終了直後、先生が開口一番、「まずは皆さん、楽譜に紛らわしい臨時記号(♭とか♯)に分かりやすくはっきりと書いておいてください!」
・・・初練習とはいえ(練習自体は1月から開始済み)、いかに臨時記号の読み間違いによる音程ミスが多かったかが如実にわかる指摘事項でした。
先日の永峰先生の指導の時も、永峰先生は「ブルックナーは音程が命。マーラーは音程が乱れてもなんとかなるが、ブルックナーの場合は曲として成り立たない」と仰っておりました。
してみると、今回のブルックナーは「音程」が大事ということになるのでしょう。
音程が大事なのはどの曲も同様ですが、ことブルックナーについては今まで以上に音程に気をつかって演奏する必要があるようです。
「今まで以上に」と書きましたが、果たして今までどの程度「音程に気をつかって」演奏していたでしょう。
「とにかく楽譜を追っかけることが精いっぱいで、音程や和音に気を使う余裕など、少なくとも「今は」ないなあ。そのうち余裕ができたら、ね。」
とかなんとか言い訳をしているうちに本番を迎え、その本番演奏ですら「楽譜に首っ引き状態」のメンバーがほとんど。余裕を持って演奏しているメンバーがはたしてどのくらいいるか・・・
というのが、全国の大半のアマオケの現状では?
これは言い訳にしかならないのですが、実際アマチュアのレベルでは音程や和音、ダイナミクスに気をつかったり他パートの音を聴く等々、は極めてハイレベル、なのです。
そこで今回のブルックナー。これは我々にとって最大のピンチ?であると同時に最大のチャンスとも言えるでしょう。
団員一人一人が「どうやったら(楽譜だけでなく)音程を意識して演奏できるか?」を考えるいい機会かと。
中田先生は練習の最後に一言、「いやあ、ブルックナーは難しい。でもいい曲だから。みんなで頑張りましょう。」
この超難曲を演奏することで、いろんな意味で梨響がレベルアップできれば、と切に願います。
Vnもちづき (月曜日, 23 4月 2018 19:50)
「本番まであと2か月!」(HPリニューアルでタイトル書く欄がなくなっちゃったんで、自主的にここに書こうっと)
まだまだ先と思っていた梨響定演ですが、気がつけばもう本番2か月前になってしまいました。
3月・4月の年度末年度始めは仕事上バタバタするので、ようやく落ち着くこの時期に、本番までの時間のあまりの短さにようやく気が付いて愕然とする、というのはいつものこと、っていうか、もはやこの時期の「風物詩」となっているかと。
今度の金曜日(4月27日)にいよいよ我らがゲストコンサートマスターの永峰先生が初来団し、弦分奏を指導してくれることになっております。
久しぶりの先生との再会が楽しみな反面、初指導で「何!?この程度しか仕上がってないの!!?」なんて思われないように、この1週間は特に練習に頑張りたいかと。(って、手遅れかな?いやいや、最後のあがきも大切大切。)
Vnもちづき (月曜日, 09 4月 2018 19:19)
前回掲示板に書いてからもう早や1ヶ月が過ぎてしまいました。
3月に入ってから休日もないくらい仕事が忙しくなり、掲示板に書く余裕すらありませんでした。
当然バイオリンの練習にも影響は大きく、まともに練習できるのは金曜の全体練習くらいと、練習量は激減。現在も、この非常に過酷な状況下にあります。
しかしながら、年度末・年度始めが忙しくなることはもともと想定内でした。(っていうか、サラリーマンだったらみんな同じですよね?)
恐らく3月初めから仕事が忙しくなると予想し、定演の演奏曲の練習計画の目標を「2月終わりまでに大まかでも一通り弾けるようにする。」と「各楽章ごとの難所を特定する。」の二つを設定しました。
おかげで3月以降バイオリンの練習時間が激減しましたが、平日夜にわずかでも練習できる時間があれば、「この楽章のあのフレーズだけ」を練習する、という効率的な「各個撃破」方式の練習に集中し、何とか全体の輪郭を作ることができてきたかと。
この調子で練習を続け、次の目標である「中田先生や永峰先生の指示に耐えるぐらいのレベルに持っていく」をコンプリートしたいと思っています。
Vnもちづき (日曜日, 04 3月 2018 18:19)
もう3月。ちょっと前には年末年始だった気がするのですが。
先々週くらい前から、定期演奏会においてブルックナー交響曲第5番と共に演奏するもう一つの曲、マーラー作曲の歌曲集「さすらう若人の歌」を練習しています。
グスタフ・マーラーは「巨人」や「千人の交響曲」など大規模な交響曲を作曲したことで有名ですね。
当初は彼の作品は一般的にはそれほど理解されなかったのですが、「いずれは私の時代が来る。」と自ら語ったとおり、今や、マーラーの作品はプロオケのみならずアマオケでも頻繁に演奏されたり、映画やCMに使われるなど人気を博しています。
梨響では平成18年に交響曲第1番「巨人」を、平成24年に第5番をそれぞれ演奏しており、マーラー作品の演奏は今回で3作品目となります。
今回の作品は交響曲ではなく歌曲集です。内容は、恋人との破局の失意・絶望から再起に至る心情の変化を4曲に分けて歌うものかと。
この作品は交響曲第1番「巨人」との関連が強く、第2曲のメロディは「巨人」の第1楽章に、第4曲のメロディは「巨人」の第3楽章にそれぞれ転用されており、「巨人」をよく知っている方ならニヤリとすることでしょう。
マーラーと言えばやはり交響曲の大家。バッハ・モーツァルトによって確立された交響曲はベートーベンによって一つの頂点に達し、その後様々な試みや進化を経て、やがてマーラーによって「交響曲」という形式が完成されます。
と、同時に彼の後期交響曲はもはや「交響曲」という枠に収まりきらなくなり、やがて「交響曲」の形式は終焉に向かう、とする向きもありますね。(確かに「大地の歌」や「千人の交響曲」とかは、個人的には交響曲かどうか、はなはだ疑問ではあります。)
たびたび言ってますが、かくいう私も大のマーラーファンでして、もうちょっと若い頃!なんぞは交響曲第7番「夜の歌」や交響曲第10番(未完曲。私はデリック・クックによる補筆版がお気に入り)のCDを聴きながら深夜に人気のない山間部をドライブし、その「恐怖」を存分に味わう、ということをやっておりました。(うーん。問題あるかもしれない・・・)
しかし。マーラーは歌曲についても多くの作品を残しております。マーラーファンたるもの、歌曲も知らなければ「片手落ち」であり、このことについて長年忸怩たる思いであったため、今回の歌曲演奏は、私にとっては願ったり叶ったりであります。
「あの」マーラーの歌曲を梨響がどう演奏するのか?乞うご期待です!
PS 今日の山梨日日新聞3面の「きょうの歴史(3月4日)」に「山梨交響楽団が昭和49年のこの日に甲府・県民文化大ホールで第1回定期演奏会を開催し、約1200人の聴衆が演奏を聴いた。」旨の記事が載ってましたね。
毎年この記事を見ると、「ああ、3月に入ったんだな・・」と実感します。(毎年出てますからね、この記事)
今はなき県民会館。1200人も入ったんですね。私は学生時代に県民会館で小澤征爾指揮の新日フィルの演奏でベートーベン交響曲第7番を聴いたことがあります。いやあ、この演奏は凄かった。4楽章なんかオケ・聴衆ともロックバンドのコンサートのようなノリで、演奏終了直後は会場全体がスタンディングオベーション状態だったのを今でも覚えております。
(話を戻して)山日新聞の「きょうの歴史」では梨響ネタが確か年間で2~3くらいあったような気がします。皆さんも是非毎日目を凝らしてご確認を!
Vnもちづき (土曜日, 24 2月 2018 18:52)
16日の金曜練習は弦楽器と管楽器に分かれて分奏練習。弦楽器はブルックナー交響曲第5番の1楽章と2楽章を練習しました。
ブルックナーの練習が1月から本格的に始まって早くも一ヶ月半が過ぎましたが、まだまだ楽譜に首っ引きの状態。(楽譜に記載されていない)表現を付けるどころか、楽譜上の音程・リズム・ダイナミクス(音の大きさ)をまともに演奏することさえもままならない状態かと。
「1月は行き、2月は逃げ、3月は去る」という言葉があるように、1~3月は本当にあっという間に過ぎ去ってしまうのが常。
「本番の6月までまだまだ」なんて高をくくっていると・・・本番直前になって「こんなはずじゃあ・・・」と後悔の涙で頬を濡らすこと必定。
自分としては仕事が忙しくなる年度末までには一定程度のレベルに達しておきたいと思っております。
さて。先日、第二バイオリン(以下セコバイ)のパート練習を実施しました。
セコバイパートでは定期演奏会に向けて、例年最低2回のパート練習を行っています。
1回目の練習は基本的な事項の確認です。楽譜上に記載された情報(音程、リズム、ダイナミクス等)を各自が適切に把握しているかどうかについて確認します。
個人的な技量の都合により、難しい箇所が「現時点では」適切に演奏できない、というのは仕方がないことだと考えます。それは今後地道な練習でクリアしていけばよいことです。
問題なのは、「実は間違っているんだけど、正しいと思って演奏しちゃっている」というケースです。
これは、自分で間違っていることに気がついていないため、間違いを正すことが不可能である点が最大の問題点かと。
実はこの手の問題はどこのアマオケにも存在していると思われ、また更に厄介な点は、こうした間違いは、あまり演奏が上手くない(と思っている)メンバーよりも、むしろ「自分は弾けてる(吹けてる)」と思っているメンバーに起こりやすい、という点にあります。
自分が「ちゃんと演奏している」と思っているんだから、そもそも直しようがないのです。
恐らくこういう間違いは、ほとんどの場合は修正されることなく本番まで持って行ってしまうことでしょう。そして本番でも間違いと気づくことなく、堂々と演奏してしまっているのではないでしょうか。
個人的な見解として、この手の間違いがなくなれば、全国のアマオケの本番の演奏精度は飛躍的に高まるかと。それほど本番演奏でのこの種のエラーは恐ろしいほど多いと思っています。
自分では正しいと思っているので個人練習で間違いを発見するのは不可能であり、また全体練習では他パートの音も入ってくるので、やはり自分のエラーを見つけるのは至難の技でしょう。
そこでパート練習なのです。
同一パート内の練習なので、一緒に演奏した場合、別の音やリズムが聞こえるはずがないわけで、もし聞こえたとすれば、それは誰かが間違った音やリズムを発している、ということがわかるのです。
先日のパート練習において、私は自分自身の間違いを4箇所「発見」しました。いずれも音程に関わる間違いであり、自分で「正しい」と思っていた箇所でした。
もしこのパート練習がなければ、ほぼ確実に、本番においても間違ったまま「堂々と」演奏していたことでしょう。
私はパートリーダーとして毎年必ずパート練習を企画、実施しているのですが、それは自分のパートメンバーの技量の向上を目的としているのはもちろんですが、同時に、自分が陥っているであろう間違いを見つけるためにも非常に有効だと考えています。
そして。第2回目のパート練習は本番指揮者による指導が複数回行われた頃に実施します。
こちらの練習の目的は、指揮者の指導内容についてパートメンバーに周知徹底することにより、パート内の意思統一を図るものです。
本番指揮者の練習日に事情があって出席できなかったり、たとえ出席していても、何らかの事情により指揮者の指示を聞き逃していたりすることも十分あります。
そこでパート練習において、全員で指揮者の指導内容を確認しあうのです。
本番指揮者(プロの指揮者)は、初練習後、何回か練習すると大体そのオーケストラの演奏レベルが把握できるものだと思います。
そして各パートごとのレベルも把握できるため、例えば難しい演奏箇所で、そのパートが(現時点では)演奏できない、といった場合はそのパートを責めることは普通はしません。(理由は前述のとおり)
しかしながら、一度発した指示事項が次回練習以降も守られていない、という場合は叱責されます。
これは当然のことかと。難しい箇所の演奏は「できる・できない」の問題なのに対して、指示事項が守られていないというのは「する・しない」の問題なのだから。
つまり「できる」ことを「しない」のであれば、それはオケ側の「怠慢」に他ならないのです。
先生の発した指示事項がパート内に周知・徹底されているか否かは、個人の技量向上と言った面ももちろんですが、それ以上に、そのオーケストラの演奏に対する「姿勢」や「モラル」をも問われているのです。
そういった意味からも、やはりこの第2回目のパート練習も、定期演奏会で演奏する以上は不可欠な練習だと言えるかと。
今後とも気をゆるめることなく練習に励みたいと思います。
ゆずこしょう (火曜日, 20 2月 2018 02:06)
新しいホームページ、素敵ですね。これからも頑張っていきましょう!!
事務局より (火曜日, 20 2月 2018 00:28)
2018年2月20日
山梨交響楽団のWebサイト(ホームページ)をリニューアルしました。
今後ともよろしくお願いいたします。