1973年(昭和48年)10月に、当時山梨県内で活動していたプリモ室内合奏団が母体となって、山梨県で初のアマチュアオーケストラとして結成された。
団員は約70名、さまざまな職業と幅広い年齢層から構成され、毎週金曜日にYCC県民文化ホール等にて練習を行っている。
年間の主な活動としては、定期演奏会、県内の小中学校などを巡回するやまなし芸術劇場、9月定例県議会に先立つ県議会議場コンサート、1月のニューイヤーコンサートなどがある。また、コロナ禍により中止となっていた山梨県民第九演奏会が2024年12月に再開され、団をあげて参加をしている。
これまでに、(故)三鬼日雄、(故)堤俊作、田中一嘉、(故)藤原義章、高橋俊之、桜井優徳、江上孝則、カルロス・シュピーラー、中田延亮、北原幸雄、前田淳、クリスティアン・シュルツ、茂木大輔、新田ユリ、森口真司、小林研一郎の各氏の指揮の下で定期演奏会を開催するほか、(故)芥川也寸志、(故)石丸寛、三石精一の各氏をはじめ、日本を代表する指揮者との共演を実現し、全国にも通用するハイレベルなオーケストラを目指している。
一方、公益社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟加盟団体の一員として、同連盟主催の「全国アマチュアオーケストラフェスティバル」に積極的に参加しながら、他県のオーケストラとも交流を深めている。2014年(平成26年)8月には「第42回全国アマチュアオーケストラフェスティバル甲府大会」を高円宮久子妃殿下のご臨席の下、全国から400人以上の参加者を得て開催し、主管オーケストラとして大会の成功に大きく貢献した。また、2020年(令和2年)2月には当団初のオペラ公演(プッチーニ作曲歌劇「ラ・ボエーム」)を開催し、高い評価を得た。
団の運営は、団員個々から集める団費と、県内有力企業及び個人の篤志家の皆様から物心両面の支援により、文字どおり「県民による県民のためのオーケストラ」として活動を続けている。1998年(平成10年)には、それまでの芸術振興と長年の地道な活動に対して山梨県より、音楽団体としては初の県政功労者表彰を受賞している。
2023年(令和5年)11月、創立50周年記念レセプションをAPIO甲府タワー館にて開催。山梨県副知事、甲府市長、ほか多くの方々のご臨席を賜った。
2024年(令和6年)7月、節目となる第50回記念定期演奏会を世界的指揮者「炎のコバケン」こと小林研一郎氏のタクトにより開催、満席の聴衆のもと好評を博した。
(2025.4 現在)
団員数:66名
Cond=1
Vn=21
Va=7
Vc=6
Cb=5
Fl=3
Ob=4
Cl=3
Fg=1
Hr=4
Tp=4
Trb=3
Tub=1
Perc=3
日時:毎週金曜日19時30分~22時
場所:YCC県民文化ホール(山梨県民文化ホール)・リハーサル室等
梨響団員を中心とした弦楽器メンバーにより構成された室内合奏団です。
隔週水曜日に練習を行っています。
主に、県議会コンサートやニューイヤーコンサートなどを中心に活動しています。